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今月(4月1日~4月30日)

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シーモア島
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投稿レビュー
  • 愛が重い騎士公爵は、追放令嬢のすべてを奪い尽くしたい。【コミックス版/電子限定描き下ろし漫画付き】

    海原ゆた

    幸せになれよぉ〜!アッ、もうなってたわ
    ネタバレ
    2025年4月30日
    このレビューはネタバレを含みます▼ 「愛が重い」というタイトル通り、主人公のお相手・ミハエルは一途な愛を貫くスパダリ。
    愛が重い、というけれどストーカーのような一方的な愛ではなく「彼女には笑顔でいてほしい」という、まさに「愛情」が深い男で、しかもとんでもなく強くて頭も切れる公爵で、なんて…うーん、スパダリすぎる!(笑)こんな男に愛されるリシーはとても幸せだなー、と見ていて嬉しくなります。
    主人公のリュシエンヌは、幼い頃から能力を搾取されているにも関わらず、聡明で責任感があり、とても心優しい魅力的な女性です。少し天然?なところもかわいい。そりゃミハエル様ベタ惚れですわ(笑)。

    ミハエルとリシーがお互いしか見えておらず、侍女や側近も二人を応援してくれて、横恋慕しようとするアホもいないのでストレスなく読めます。幸せそうで何より。いつまでもラブラブでいてほしいです。
    この2人は子だくさんになりそうだな…(笑)

    そして何より、えっちぃシーンがとても良い!私はエロシーンにも心情やお互いに対する想いなどが垣間見える方が好きなのですが、今作は狙いすぎた汁だくな描写や効果音などがなく、上品さとキャラ同士の愛情の深まりも感じられるのにエロい。このバランスは素晴らしいと思います。リシーめっちゃエロい体してるし、好きな人との情事を嬉しく思っている積極的な面もあってすごく好きです。ミハエルの想いが決して一方通行ではないことが、情事シーンでも分かるのがいいですね。

    そして聖女や異世界召喚など、最近の流行りも入れつつそこにストーリーの重きを置いていないのがいいですね。流行りに乗っかるだけで同じような話が多い(正直似たりよったりで面白くないことも多々…)中、要素は入れてストーリーのキーポイントにはなりつつも…というバランスが良いです。
    頭が悪くてわがままなだけに見えていた聖女ヒバナも、実は異世界召喚によって呼び出され孤独になり、頼れる相手が第一王子だけだったという、可哀想な立場だということが判明。確かに、召喚された側からしたら知らない世界にたった独りぼっちですもんね…。
    三下の第二王子は論外ですが、昨今の流行りで悪者扱いされがちな聖女や元婚約者の心情や立場も丁寧に描かれているところに、作家さんの想いを感じました。

    そしてサイドカップル好きな私としては、サラサとノヴァの出番も楽しみです!
    新刊が待ち遠しいなあ〜♪
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  • トワイライト・プレイラバー

    楢島さち

    お互い再会できてよかったねぇと思わず涙
    ネタバレ
    2025年4月12日
    このレビューはネタバレを含みます▼ コスメティックプレイラバーのスピンオフですが、正直言うと私はこちらの2人の方が好きです。(もちろんコスラバの二人も大好きですが!)
    というか、今後が気になりすぎる…!本編にどうにか出ないかなあ…棗と伊織ならほのぼの楽しくお話ができそうだと思うんですが…(笑)

    10年間という短くない時間、お互い想っていたのにすれ違い続けるという切なさが丁寧に描かれていて、読んでる途中もうるうるしてしまうことが何度かありました。
    学生時代に付き合ってたらまた違った関係性だったのでしょうが、回り道をしたからこそお互いをたいせつにできるのでしょう。二人の行く先に幸あれと願わずにはいられません。

    コスラバ本編では軽薄な引っ掻き回し間男だった敦ですが、その行動・言動にきちんと理由があり、彼が苦しんでいたことも知れて、かつ幸せになれそうだと分かったので、本当に読んでよかったなあと思える作品でした。

    ほんとに、本編に出てほしい……ちょっとでいいので……例えば、さはなつの恋愛相談に乗る二人とかを見たいです。
  • やたらやらしい深見くん

    松本あやか

    いつの間にか攻めを応援しちゃってる
    ネタバレ
    2025年4月12日
    このレビューはネタバレを含みます▼ お話のテンポが非常に軽快で、胸がギュッとなるところと笑ってしまうバランスが良くて、重すぎず軽すぎず、とても楽しく読める作品です。すれ違ってもいつの間にか元通りのペースというのが、モタモタしすぎずさっぱりとしていて良い。
    上手く言えないのですが、「お友達から始めましょう」的な関係性が、最初は「友達(セ●レ)」で、その後「恋人として付き合えなくても友達でいたい」という形に変化していくのが、思わずジタバタしてしまうくらい好きでした。

    ナルシスト外面良しカンペキ男の攻めと、モサモサオタクだけどメガネ外したら美形でエロい受けという、よく見る設定ではあるけど一周回って最近見ないな?と思っていた組み合わせの二人(最近見ないなーというのは個人の感想ですが)。体から始まってだんだん二人の距離が近づいて…というある意味お約束展開ですが、気持ちの移り変わりなどがしっかり描かれていて本当に面白い作品です。

    私は高慢でナルシストかつスマートに人生を歩もうとしてる男が、自分の思い通りにいかない相手に沼らされて人生まるごと振り回されるのが三度の飯より大好物です。そして、軽薄で嘘を吐くことさえ武器にしてのらりくらりと生きているくせに、実は過去に何かしらのトラウマがあり…という男も三度の飯より大好物です。つまり、梶がドストライクでした。
    母に捨てられた過去を持ち、いざ大切な相手を目の前にして想いを伝えようとした時に「親にも愛されなかった人間」だと自分を称してしまう、完璧に塗り固めたメッキの下に傷ついた心を隠して膝を抱えてしまっている梶が、どうしようもなく愛しい。深見によしよし抱きしめえっちしてもらってください。最初はただの嫌なやつだけど、読み進めていくと「コイツ結構良いやつなのでは…」と深見と同じ気持ちになります(笑)
    今後、彼が自分の過去を深見に話す時は来るのでしょうか。梶の記憶の中の母親が、愛情はあったんだろうけど真っ当な親には見えなくて、梶の生き方とか価値観には母親の影響が大きそう。攻めのトラウマを受けがよしよしして一緒に幸せになるという展開が大好きなので、そういうお話もどこかであればいいなと思ったりしてます。
    最新話でヤバそうな人出てきてましたけど、梶の腕の見せ所ですね!頑張れ梶!

    まさにコレコレ!商業BLではこういうのが読みたいんだよ!と拍手したくなる作品でした