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今月（10月1日～10月31日）

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投稿レビュー
  • 午後の光線

    午後の光線

    南寝

    希求
    ネタバレ
    2025年9月3日
    このレビューはネタバレを含みます▼ 人間は死ぬ。死は生まれる前からつきまとっている。つきまとう死を自らたぐり寄せることで、生や喜びを実感する人間もいる。淀井につきまとう死は、父の死と母の精神の揺らぎによって、彼の内面に色濃く影を落としていったのだろう。
    その影に光を当てたのは村瀬。村瀬もまた、死と生の狭間に身を置いていたけれど、病院にかかり、日記をつけていたこと、淀井たちとの関わりを経て、つきまとう死から少しずつ距離を取れたのだと思う。
    二人の関わりは一時だったとしても、希望の光は差し込まれたと思う。夢の中の淀井が、現の景色と重なるように、村瀬はこれからも生き続けるだろう。
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  • 盆の国

    盆の国

    スケラッコ

    故人を偲ぶ
    2024年6月15日
    夏に読み返している作品です。
    不穏な空気が少しずつ町全体を取り巻いてく描写が素晴らしく、スケラッコさんの描くシンプルな線画が、恐ろしさと親しみやすさを両立させていると思います。
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  • 女の園の星

    女の園の星

    和山やま

    教職員は格好の餌食
    2023年1月21日
    女子校に勤めていた頃を思い出しました。こちらが知り得ない悩みや生きづらさを抱えながらも、それでいて生真面目に学業や課外活動へ取り組み、時に謎の結束力をもって楽しく過ごす彼女たちを懐かしく感じました。若くてエネルギッシュで常に娯楽と刺激を求める彼女たちは無敵です。
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