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今月(7月1日~7月31日)

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シーモア島
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投稿レビュー
  • フェア・プレイ

    ジョシュ・ラニヨン/草間さかえ/冬斗亜紀

    続編が早く読みたくなる!
    2017年3月1日
    面白い! 主人公2人は前作で気持ちを確かめあっていて、もう揺るぎのないカップルなのですが、それでも意地は張るわなんだかんだでしょっちゅう揉めてます。そんなエリオットとタッカーの性格と関係性が最高! 素直じゃないにも程があるエリオットと男らしいのにまるで母のような愛の持ち主のタッカー。ふたりのロマンスにキュンとしましょう。
    そして持ち上がる厄介そうな事件のミステリーとしての面白さもなかなかです。エリオットの父さん…あなたは本当にすごい人ですね。彼の本が出版されたら私も読みたいところです。(ベトナム戦争の頃のヒッピームーブメントに興味もあるしね。ただし邦訳されたらですが(笑))
    今回エリオットの職場である大学での話は殆ど出てきません。が、前作で収監されたシリアルキラーがまだ関わってきそうな気配を醸しています。これは明らかに次作への布石。早く読みたいです。あまりの読みたさに身の程を弁えず原書にチャレンジしそうな勢い。
  • フェア・ゲーム

    ジョシュ・ラニヨン/草間さかえ/冬斗亜紀

    アメリカン・ゲイ・ロマンス
    2017年2月28日
    面白かったです。
    事件ものアメリカドラマが好きで、ブロマンスにキュンとしたり、BLを嗜む傾向の人ならば間違いなく楽しめる1冊ですね。元FBI捜査官の大学教授と現役FBI捜査官の間のややこしくもつれているロマンスに事件が絡みます。
    ロマンスの比率も高めなので、純粋にミステリーとして読むと物足りなく感じることもあるかもしれませんが、一般的な日本のBLとはちょっと違う物をお求めの方、または一般的な日本のBLも大好きなんだけど、たまには!という方にオススメ。
    主人公2人のキャラクター設定も魅力的です。これを読んだら、きっと続編も読みたくなりますね!
  • ビューティフル・プア【イラスト入り】

    榎田尤利/稲荷家房之介

    なんだ?それ、と思わせて。
    2017年2月26日
    没落貴族が援助目的で自分の身を売りに出す…というざっくりした説明からは良い意味で裏切られまくりの一冊でした。エロエロ展開に行くでもなく、じゃあトンデモのコメディかと言うとあれれ?
    公爵が見た目は完璧な王子様なのに、畑仕事や薪割りまでこなすような人であったり、主役のレイが自らは「お金のことしか考えてない成金」と言いながら、情に熱い良い人であったりキャラが立ってます。そういうキャラ立てのうまさ、やはり榎田先生は抜群ですね。
    脇役の執事とハウスキーパー、その他の招待客たちもそれぞれに良い味を出していました。一冊でサクッと完結しているので気軽に呼んで見てくださいとオススメしたい一冊です。
  • ひとりごとの恋

    榎田尤利

    一気に読ませます
    2017年2月26日
    友人への恋心を隠してクールにふるまうエリートの恋に横から入り込む恋。【自分の思いを隠して親友としてふるまう】というBL定番の展開と思いきや、少しずつずれていく感覚が楽しい。
    主人公もクールで完璧なエリートかと思いきや、それなりにコンプレックスや葛藤を抱いた人物で。
    さすがの筆致で、それぞれの登場人物が魅力的に描かれています。
    菱田、かわいいなー。

    うまいことまとまった彼等のその後も見てみたくなります。

    それぞれ悩みを抱えた人たちばかりだけど、重い描かれ方はなく、全編通し軽いタッチで進むのでお気軽にどうぞ。
  • 執事の特権

    榎田尤利

    さらりと軽く楽しめます
    2017年2月22日
    こじらせまくりの旦那様と体育会系執事見習いのラブコメ的一冊。ラブに気付くまでが長いですが、その丁寧さが良い。ちょっとした関係性の進歩にキュンとします。
    教育係の執事の存在がまた素敵です。この人が居るからこその面白さ。飄々としたやりとりにクスッとします。

    思いが通じてからの初交渉はあまりにも怒涛で少し可笑しいくらいでした。だけどそのテンポと「え?もう終わり?」みたいに感じる読後感も却って良いのかもしれません。

    さすがの筆致で安心して読める一冊。