このレビューはネタバレを含みます▼
6巻まで読了。
少女のような美少年とスパダリという組み合わせにはまったく食指が動かない私が一気に読みました(お好きな方はかなり楽しめると思います)
久しぶりに物語に没入して読みました。読み終えちゃったのが残念です。
中世ヨーロッパ風で同性婚が認められている国で超能力的な力が存在する世界が舞台のファンタジー。尚且つ主人公は愛されキャラの超美少年。これだけみると有りがちな弛めのふわふわした物語と思われるかもしれませんが、創り込んだ設定と作者の筆力が作品を薄っぺらくさせずに説得力をもたせて読ませます。
作者はこれが処女作(なのかな?)のようで、文章に多少のクセを感じますが、とにかく物語が面白いです。
そして登場人物たちですが、美少年とスパダリという組み合わせにも関わらず何が良いかというと攻めに色気の重きを置いて書かれていること。登場する男同士カプ3組の攻め全員が溺愛系であるにもかかわらず若干のSっ気(少し言葉責め気味)があるのがまた色っぽくて良いです。好きです。ディルク推しの私は続巻が待ち遠しくてたまりません。