微炭酸さん

貴族、令嬢といったシリーズも沢山作品が流行りましたが見ていて印象的な作品は数少なく、設定が曖昧だったり何巻も出ている作品でも短編のほうが良かったのでは？と思うようなハチャメチャな内容に当たることも多く、最近ではこういった作品でもアンソロジーコミックなどの短編ばかり見るようになってしまっていました。ですがこちらの作品をたまたま見かけて試し読みして久々にしっかりした作品に出会えたと感動しております。貴族の仕組み、政略結婚がもたらす様々な影響、言葉の重み、ラノベ、漫画、どんな作品にもこんなに分かりやすく勉強になる作品は読んだことがありません。違う作品を読んでいてフワッとしか知らなかったことをこの作品ではっきり理解できたようなスッキリ感があります。
本当に勉強になりました。4巻も楽しみにしています。

初めてBL作品を読んだ中の1冊がこのシリーズで、この作品でBLを好きになりました。映画になった時はほんとに嬉しくて幸せな気持ちになれたのを覚えています。数え切れない位このシリーズを何度も読み直してきて、やっと今回の新しい作品を読めた時、最初から最後まで涙を流しながら読んでいました。2人の結婚式まで見届けることが出来たことを幸せに思います。