死に戻りの魔法学校生活を、元恋人とプロローグから(※ただし好感度はゼロ)
六つ花えいこ/秋鹿ユギリ
このレビューはネタバレを含みます▼
コミカライズを試し読みしてコミカライズを全巻買い、続きが見たくなってなろう小説の原作を徹夜で通し読みし、辛坊たまらんくなって原作を全巻買って徹夜で読んでイマココ!です。
最初はよくある死んだヒロインが不思議な力に助けられて巻き戻って彼氏を助けてハッピーなお話なのかなと思いきや、良い意味で期待を裏切ってくれました。
一巻はヒロイン・オリアナの視点で魔法学校での生活が描かれ、唯一「前の人生」の記憶を持ったオリアナの苦悩や孤独、その中でも懸命にヴィンセントを救おうとする健気さに涙が止まりません。
しかし一転、二巻からはヒーローであるヴィンセントの視点から物語が描かれます。その理由は是非読んで確かめていただきたい!!最後までずっと泣きます。いろんなすれ違いの果にやっと二人が結ばれた時はラーゲン魔法学校の生徒たちと一緒に私もガッツポーズしました。
人間関係の描き方が丁寧というのも魅力ですが、魔法に関する設定も丁寧で魅力的です。一見すると某メガネの魔法少年のシリーズのことを思い出しますが、この世界の魔法は「竜」という存在と切っても切れない関係になっており、オリアナとヴィンセント、二人の思い出の場所でもある「竜木」が物語の中でも重要なキーアイテムとなります。二番煎じなんかじゃ全然ありません。
久しぶりに良い作品に出会え、徹夜で小説を読みました!書籍版、コミカライズ版、WEB原作、どれもおすすめです!!ぜひ読みやすいものから死にプロの世界へ足を踏み入れてください!!