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今月(5月1日~5月31日)

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シーモア島
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投稿レビュー
  • それでは先生、お願いします。

    日乃チハヤ

    丁寧な心理描写と、色気のある雰囲気が素敵
    ネタバレ
    2021年10月14日
    このレビューはネタバレを含みます▼ 登場人物の物腰が落ち着いていて、全体的に色気のある、とっても雰囲気のある物語でした!
    先生は幼い頃に母親に捨てられたと思った記憶がトラウマとなり、自分が傷つかないよう、何事にも深入りしない生き方に慣れてきた人として描かれていますが、、、おそらく不倫して家を出て行ったであろう母親の立場に立ってみると、背中で泣きながら自分を呼び続ける息子に、振り返って返事をすることなど到底出来なかったと思う。母親は去っていく後ろ姿しか描かれませんが、きっと罪悪感で涙が出て振り返ることなんてできなかっただろうに。。。
    先生は、思い通りにならなかったり、心に入り込んでくる薫に戸惑う一方、母親に満たされなかった愛情を薫に求めるようになる所は、なんだか子供っぽいなぁと思いましたが、そんな先生に不器用ながらも真っ直ぐに向き合い、理解しようとし、愛情を伝える薫が素敵でした。
    母親同様、実は心に傷を抱えた甘えん坊な先生が、薫に救われるところまでだけではなく、さらに母親を理解して親子の心のすれ違いが解消されるところまでが描かれると、もっと素敵だった。
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  • ワリキリ

    中川カネ子

    心があたたかくなる
    ネタバレ
    2021年7月16日
    このレビューはネタバレを含みます▼ 描写がとってもセクシーですが(それも素敵)、物語全体はとても温かい恋愛物語で感動しました。
    ワリキリの体の関係から始まる二人ですが、お互いの人となりに触れて、惹かれていく様子や、だんだん相手を思いやって愛情を持って行動するようになる過程が丁寧に描かれていて、引き込まれました。
    シュウは、今までの人付き合いのスタンス(ワリキリ)に囚われ、行哉に惹かれる自分の感情に戸惑うあまり、相手を遠ざけようとしてしまうところが悲しいですが、諦めずにまっすぐ向き合う行哉に胸が熱くなりました。
    最終話の扉絵が、最終コマの続きになってるんですね、オシャレ…!

    シュウとポンコツ後輩との関係や、行哉と友達とのやり取りも楽しく、みんな個性的で良い人。読後感がとても良かったです。