このレビューはネタバレを含みます▼
連載初期の頃の、平良さんとヒロインが付き合い始める頃までは、夢のような幸せな関係だったのに、付き合い始めると、ヒロインにとっては金銭感覚の違い、思っていたワンコではなく強者のオスだった、しだいに遠慮や思っていることを言えなくなった感じ。平良さんにとっては男として頼りにされていない気がする、恋敵の真霜氏も気になるし、彼女から必要とされていない気がしていた。
平良さんが高級ディナーや、高額なプレゼントをしていたのは、単純に彼女を喜ばせたかったためだろうけど、1人で突っ走ってた感はある。年齢差もすごく気にしていただろう。だが、改めて読み直しても、平良さんにはさほど落ち度は無いと思う。落ち度があるとすれば、今までの人生で結婚について具体的に考えたことがなく、ヒロインから結婚について聞かれた時も、なりゆきでとしか答えられなかった事くらいじゃないか。付き合い始める時に、年齢差や自分の過去を話して、心の闇も打ち明けていたはず。むしろヒロインが、平良さんの事をよく理解せずに、かわいいワンコを求めていて、付き合うようになってから、高額なプレゼントに戸惑い、格差を気にして、いずれ自分は捨てられるんだと決めつけて、心に予防線を張っていた感がある。災害をきっかけに、同程度の価値観で生きていける真霜氏に心が動くのは余にも自分勝手。さらに別れ話の時に「平良さんは1人じゃない、音楽を通じていろいろな人と」ってセリフはひどすぎる。平良さんは最初に、自分の思想に反した曲が大ヒットした事をずっと心の傷にしていて、ヒロインに救ってもらえたと思っていたのに、実は違っていたことが分かり、絶望的な気持ちだと思う。このあと2人にどんなヤリやり取りがあったのか、気になりますね。