かいさん

初恋ざらりからの、ウチにはクズ…でした。
余りにも疑問と驚きの多い、ADHD女子の恋愛遍歴。
たまたま命の危険が無かったから良かったものの、ひねくれた行動原理に言葉を失った。もし、自分の家族が同じ立場でも何も手出しができないと思った。

ところが、昔友達だった女の子にこの様な行動をしている人がいた事を思い出した。
美人ではないが愛嬌のある可愛さで、常に誰かと付き合っていた。酔っ払って尿を漏らしたり、だらしない態度を赤裸々にさらけだし付き合っている男に自分のお世話をさせていた。別れた男達は「あいつは俺がいないとだめなんだ」と言っていた。
共依存の病理だったのかと漫画を読んで気がついた。
恐ろしい事に、本人はまるで悪気がなく相手側の心理を操って自分に利するように行動を操っていた。

恋愛が上手く行かない人は避けたい参考として読んでみてもいいかもしれません。

衝撃的なディストピアSF作品。
黄色人種は白人を神と崇める家畜人ヤプーなのだ。
ただの変態趣味のグロテスクな劇画というのではなく
現状の世界での権力関係のパラレルワールドを描いていると思いました。

イース世界での慣習に徐々に染まっていく
主人公の白人女性クララと
その婚約者である黄色人種男性の関係性の変化から目が離せません。

話題の本だとは知っていたけど、きっと書店では手に取らなかったでしょう。だけど、人間に深く迫る内容で紙の本も買ってしまいました。ラストの巻まで読めば、ほっと安堵して感動が広がります。この夫婦の人間性が素晴らしい。