myuさん

たまたま発売日に読んで初めての作者様でしたがどハマりして他も全部買いましたがこのお話が1番好きです！霊が思ったよりガッツリでてきて恐いんですが作者の味なんですかね？どこかユーモラスで可愛いいんです。脇役もキャラが立っててすごく良い。丁寧な作画ですが画面も見やすく書き込み過ぎない所も好みでした。主人公の淡々としつつフワっとした攻めも、プリプリ怒ってても元気で素直な受けも可愛くて何回も読み返してます。あ、トイレに出てきた長髪はマジでビビりました…。

前作攻めは二人共ガチムチ系でしたが、今作は綺麗系な騎士様の白竜攻めに華奢で可憐で健気な少年受け。外見は王子様っぽい攻めのシリルですが真面目で実直…でした。レヴィ
に出会うまでは（笑）将来も決められてて毎日を退屈に過ごすお坊ちゃまの前に突然現れた美しい歌声の少年。甘い溺愛が好きな人には特にオススメです。不器用な二人ですが可愛いカップルでストレスなくサクっと読めます。

まず、攻めの平良がめちゃめちゃきもうざでマイルール満載なんですが、振り切ったキャラすぎて読んでるとなんか可愛く思えてきます。受けの清居は容姿美しく、クールで強く筋の通った男前な性格で8:2くらいのツンデレですが、オタクな攻めの中では金色の王国を治めるキングという独自設定を設けられた上に攻めにエグいくらい振り回されます。キャラが濃すぎる…なのに変に笑いを取りにくるわけでもなく凪良先生の繊細かつ巧みな心理描写や美しい情景描写に頁をめくる手がとまらず夜更かしして読みました。高校時代の放課後撮影の空気感がすごく好きです。読み返してそういや最初から手が好きだったわねーとホッコリしました（笑）少しずつ歩みは揃わないんだけど成長していく2人の物語です。

好きになってはいけない人だから諦めた。だけど会ってしまうと愛しく苦しくてその気持ちすらなかった事にしなくてはいけない…読んでいて空気が薄くなったように感じる程苦しかったです。最初に会った時にこの恋はもうどんな正義も倫理も敵わない嵐の様な理不尽で絶対的なものだった気がします。

世界観とかがあまり感じられず、狭い室内の自宅のみで完結しているような作品で上辺ばかりで浅いと思いました。オメガバースは好きなので全体的な雰囲気は良かったのですが攻めのSみが嗜虐的すぎるしキャラも薄く読み応えなかったのが残念。表紙が美麗なのが救いですが逆に言えば他の表紙だと買わなかった。これでこの価格は高すぎると感じました。

オオカミくん〜の続編ですがこちらの獅子堂と司馬の方が関係が複雑です。無邪気な幼馴染みから意識しだす2人のタイミングが微妙にズレてて焦ったい感じが何ともいい。真面目な優等生の司馬が意外に色っぽくて、オレ様獅子堂が可愛いところが良かったです！絵も綺麗で獣化した姿も可愛いっ。耳とか尻尾っていいものですね〜と改めて思いました‼︎

2人とも可愛い過ぎる！作者さんの独特の空気感も好き…続編読みたい。