このレビューはネタバレを含みます▼
最終的に死に際に桐生が白鷺に会いに行ってって
感じだと思ってたらもう白鷺は亡くなっててめちゃくちゃ涙止まらなかった。
待ってる間の白鷺は会いたかっただろうけど、やっぱ大切な人には夢を叶えて欲しいっていう想いもあるし桐生も会いたかっただろうけど白鷺の浮世絵師になって欲しいっていう気持ちだけは無駄にしたくなかったから会うことよりも絵を描くことを優先したんだと思う。
それを充分にわかったうえでやっぱ死ぬ前に一度だけ二人が会えていたらな。最後に話したいこと話せてたらな。とも思ってしまった。
でも白鷺は最後に会った日に「おれはどこにいたってずうっと見守っているんだから」っていってくれてたから立派な浮世絵師になった桐生の事を
ちゃんと見ていてくれたんだよなって思ってる。
こんな時代じゃなかったらって冒頭でもあったし多分読んだ人全員が思ってる事だろうけど本当にその通りでこんな時代じゃなかったらってしぬほど思ったけどでもこんな時代じゃなかったら「桐生」と「白鷺」の二人は出会えてなかったし現代でも二人が出会う事はなかったのかもしれないって思ったら出会えて良かったなって心から思いました。
天国でも現代でも二人がずっと一緒に幸せにいて欲しいなと思います。
ほんとに良い作品でした。