keiさん

かんべあきらさんのお名前を見つけ読んでみました。
昔、○矢の同人誌を描かれていた好きな作者さんで、現在もプロで描かれているなんて、懐かしいなと思い読み始めました。
内容ですが、台詞も多くまるで小説を辿っているような展開で、1ページ読み切るのに時間がかかります。
現在流行りの令嬢漫画はタテヨミが多く、コマごとが大きく表現されサクサクと読むことができるのですが、さすが長年漫画を描かれていらっしゃるからか、展開が遅くじっくりと書き込んでいるので、人によっては古臭く感じるかもしれません。（昔の漫画のような展開運びも感じます）
私個人としてはそれが良く合っているので、これからが楽しみです。

ヒロインが過去どのように過ごしこの考えに至ったのか、これから夫と通わせ、どのように変化していくのか、最後まで見守っていきたいと思わせるストーリーです。

一話から読んでいますが、最新話の展開がびっくりして心臓がドキドキしました(笑)今まで匂わせ程度にネタバレがあったけど、まさかこんな事が…と、また一話から読み直して、改めて熊野君の時折見せる心中が逞しく見えました。もうすぐクライマックスかな？続きが楽しみです。

マンネリ気味とレビューがあるけど、このゆるーい恋愛観が仕事で疲れているときに読むと癒やしになるんです。
最近はギスギスしたり、殺伐とした作品が多くて今の情勢にはまって流行っているんだろうけど、たまにはほっこりした普通の恋愛漫画もイイと思いますよ。
若い頃こんな恋をしたかったなぁ…