poyopoyonotoriさん

自分と同じだ・と思えるところが多かったです。

ずっと自分のこと【普通じゃない】と思ってきたけれど、訳の分からない不安や脅迫観念といった、目に見えない心の何かを抱えて生きている人はそう珍しくもなく、案外どこにでもいるのかもしれません。読んでそう思いました。そしてそう思うと心が少し楽になりました。

永田さんが自分の殻を破って前へ進もうとするところ、その結果生きる気力、希望を見出すあたりが、読んでいて元気をもらえるし、パワーを感じました。

あと、実体験に元づいて、些細な思考や心のゆらぎ一つも細かく描写されているので、読んでいて永田さんの心情が理解しやすかったです。

わたしも自分を認めて自分を大切にして、自分自身を偽らずに生きることが、何よりも必要だと・気づかせてくれる作品でした。