まやさん

そばにいたかった
勉強がしたかった
ずっと踊っていたかった
たくさんの願いが積み重なった上にたつ2人。
最後の卒業の場面で、思わず涙してしまいました。
美しい願いの作品です。

こんなに胸が締め付けられる、誠実な作品にはなかなか出会えないなと感じています。
性別と性欲を当たり前に皆受け入れている世界で、そのどちらかにでも拒絶や罪悪感、不信感のある人間はなかなか生きづらい。この主人公たちもそうだと思います。そんな中で、嫌だとすら感じていた自分自身、コントロールしたいと願っていた自分自身を受け入れ、その先に向かう姿は眩しく胸が締め付けられました。ずっとお互いを尊重し、幸せでいてほしい。
願わくば続きを読みたい。
彼らの日々、彼らが何をどう選び取っていくのか見守らせてほしい。だからみんな買ってください……私利私欲ですみません。先生、出版社の方々、何卒…..

気づいたら一気に読んでいました。本当に大好きな作品です。どうか紙で出てほしいと思いました。家の棚に置いて、後世語り継ぎたい。

本当に好きな作品です。2人が可愛い…応援したくなりますし、ずっと幸せでいてほしい。進藤くんの成長も丁寧に描かれていて、愛おしいです。