スポンジさん

作品のタイトルからして、明るく楽しいお話だけでは終わりません。作品の中で小説を書くシーンがでてきますが、作品の中の小説とこの作品「きみつづ」自体がオーバーラップして、どっちも終わるな！頼むから終らないで、と思いながら読んでました。けれども、いつか終わることは分かってるんです。どんな終わり方になるのか、幸せに終わるのだろうか、二人の幸せがずっと続いてくれ、と思いながら最終巻の発売を待ちたいと思います。

アニメを何回も見返すほどハマりました。そしてアニメの続きを知りたくなり小説を読むことにしました。祐巳たち以外の人物やアニメでは描かれなかった裏の部分も知ることができて一気に読み進めてしまいました。どうしてこんなにも心つかまれているのか考えてみると、おそらく高校時代に自分がやり残したことがたくさんあるからだと思い至りました。姉妹という制度があって特別な設定に感じますが、体育祭や文化祭、バレンタインデー、夏休みなど学生時代のイベント毎に物語が進んでいくため、やり残した学生時代とが重なってあの頃に戻ることができたらなと思ってしまいます。だから読み終えた今はとても寂しくなっています。また読み返してあの頃に戻ることができても、また終わりが来て寂しく哀しくなるのかと思うと読み返し始めるまでに時間が掛かりそうです。

まずアニメを見ました。どんなアニメも1話目だけは視聴して、そこから続きを見る見ないを決めています。最近の作品ではないということや内容を知らなかったので、最初はセリフ一つ一つに驚きついて行けなかったです。
こういうジャンルには興味がなかったのですが、次回予告が本編と違って頭のネジが外れているような展開で、気に入りました。
マンガからより、アニメから見たほうがキャラクターの性格や声をイメージしながらマンガを読めるためオススメです。