このレビューはネタバレを含みます▼
2巻での墓標の前のシーンで泣かされました。ヒロインがどれほど苦しんできたか…そしてそれでも家族愛と恋を捨てられなかった心の深さにもう…
犯人のように恨めれば、いや、そもそも前世の記憶などなければ、暮らしやすくなったライネスの中、普通の少年少女として生きられたのに…
そうするとカイド様がシャーリーに会えなくて可哀想ではあるのですが。
無知は罪、でもあの鉄壁の家族の中、誰が教えてくれたでしょう。贅を尽くした家族も、ヒロインには常識、良識を教えて育てた。どうやって家族を疑えというのか。それでもヒロインは無知だった自分を許せない。
カイド様、シャーリーをよろしくお願いします、としか言いようがない。カイド様はシャーリーがいれば幸せになれそうだからWin-Winということでひとつ!(>人<;)
個人的には犯人も記憶喪失になって幸せになって欲しい。こんなに苦しそうな敵役は久々に見ましたので…そんなこと言って続刊でまた悪事働いてたらどうしよう(現在2巻まで)