死に戻りの幸薄令嬢、今世では最恐ラスボスお義兄様に溺愛されてます
山いも三太郎/柚子れもん
このレビューはネタバレを含みます▼
冤罪をかけられ斬首刑とされた主人公がタイムリープして、義兄さまと仲良くなろうとするお話です。
義兄さまは妹の冤罪が晴らされると、無実を信じれなかったことを悔やみ精神を壊して魔王となって世界を混沌に陥れてしまうほど…。
しかし口では「お前を妹と思ったことなど一度もない」と言っています。
今世では溺愛されるのでしょうが、無表情で感情が分かりにくい義兄さまの前世での心境が気になって仕方ないです。
あと、読み始めから気になっているのですが、主人公はタイムリープしているので、一度年頃の娘に成長していますよね。
なのに頭の中の思考の口調(?)が丁寧な言葉でもなく、幼すぎるのが違和感です。
落ち着きが無い感じです。
確かにマナー等は習得していて、父親にも驚かれる場面がありますが、中身が伴ってない感じがしてチグハグです。
「タイムリープしたので精神は年頃の娘」という設定なのですから、思考の口調もそれに見合ったものにして欲しかった。
幼い思考の口調が「本当にこの主人公は一度、悲惨な死を経験した者なのだろうか?」と思わせてしまいます。
その点だけ読んでてずっと気になります。
絵やストーリーは大好きです!
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