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今月(6月1日~6月30日)

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シーモア島
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投稿レビュー
  • ラブ?YES

    語シスコ

    ラヴレターになっちまったゼ…
    ネタバレ
    2024年10月9日
    このレビューはネタバレを含みます▼ 読み応えのある一冊でした。
    語さんの本を購入したのは5冊目ですが(目指せ全冊制覇!)、同人誌時代からのファンで、いまでもGO Minorsは、ゴリ×三の最高峰だと思っています。
    万人受けする作家さんではないと思いますが、独自の絵柄感性構図セリフまわし全てが好きなので、これはいや、という作品に対する好ききらいはないです。
    ただこのなかで特によかったのは、「色は匂へど」と
    「マイビューティフルライフ」。
    「何処へも帰らない」の続編を読めるとは思わなかった。古い日本家屋、心に埋められない痛みを抱える男、純粋で発達の遅れた銀髪の美少年、谷崎潤一郎の世界だなあと思いながら拝読しました。
    小田桐さんの裕倫(名前いいな)への愛情が、愛玩としてでなく、人里離れた古民家、養子縁組など、彼の将来を見据えた設計であるのが響きます。
    POPな面だけでなく、「湯の町エレジー」のような哀しさの切り口も語さん、秀逸だと思います。
    「マイビューティフルライフ」30過ぎのトラック野郎ふたりの15年に亘るラブストーリー。こゆの、めっちゃ好き。きれいなばかりでなく、男のホモセクシュアルってこういうものだと思う。
    語さんの作品は、自分にとってはブルースを聴いているよう。
    乾いた血と、汗と、風に舞う埃、泥臭さを感じる。
    StonesやRCを聴いている気分になる。
    一度読むと、聴くと、癖になる。
    できることなら、ずっと描きつづけてほしい作家さんです。出会えてよかった。
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  • 新宿69へヴン【単行本版】

    ウノハナ

    いま一番好きな作品!毎日読んでる。
    ネタバレ
    2024年7月19日
    このレビューはネタバレを含みます▼ おすすめから無料版を読ませていただき、タイトルと絵柄に惚れて購入しました。そして購入した日から毎日何度も読み返しています。
    …ハッピーエンドでよかった!…
    最初は現実にもよくいる無気力無関心の「若い子」だったヒロムくんが、慶太さんとの関わりが深くなるにつれだんだんと素直に可愛く、表情が柔らかくなっていくのがなんとも切ないです。
    陳腐だけど、愛を知るってすごい。
    好きな人に愛され必要とされることが、信じたいのに信じられない頑なで脆い心を、生きようとする力に変えてしまう。
    お前だけしかいらない、と一途を貫く慶太さんと、俺だけを抱いていてよというヒロムくんの声に出せない祈りに似た叫び、濡れぬれのベッドシーンではありますが、美しく哀しい旋律を聴いているようで、胸に迫るものがあります。
    作者さまの他の作品も拝読しましたが、このふたりが自分には一番ツボでした。正直もっと読みたいです。また描いてくださるときを楽しみにお待ちしています。でもヒロムくんが酷い目にあうのはかわいそうかな〜…