このレビューはネタバレを含みます▼
最初から最後までずーーーっと面白かった…
こんなに引き込まれて勢いで読み切った満足感のある漫画は初めてかもしれない。
動物のラブストーリーだと思って興味本位で読んでみたけど、そんな簡単なラブストーリーじゃなくて愛や生きることについて考えさせられる作品だった。
動物の世界というどこか非現実のようでありながら、実際の動物たちもこのように生活しているのかな、なんて想像も膨らんだり…この世界を作り上げた板垣先生の脳内を見てみたいと思った。
また、草食と肉食、メスとオスなどの葛藤が描かれているがこれは現実の人間世界にもあるような葛藤とどこか似てる部分があると感じる。誰もが葛藤しながら、世界の定めを受け入れ、必死に生きている…
そんなキャラクター1匹1匹の個性が際立っていてどのキャラクターも愛すことができる作品。
結局この作品の面白さを上手い言葉で表すことはできないから全人類、いや全生物に読んでほしいと思う。