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今月(4月1日~4月30日)

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シーモア島
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投稿レビュー
  • 先生を暴きたい

    うすいしっぽ

    性癖、からの愛情
    ネタバレ
    2024年2月20日
    このレビューはネタバレを含みます▼ 「受けが好きすぎて理性飛んじゃう執着溺愛攻め」×「ストイックなのに体がぐずぐずに溶けちゃう真面目黒髪受け」が大好きだと再認識させてくれた作品。
    一読目はお互い好きになる要素あった?とも思いましたが、この2人はセッ/クスから愛が生まれるケースかも。特に受けは相手が求める自分でいないと愛されないという強迫観念を持っていて、結婚相手にも本当の自分を曝け出せず離婚され。そんなところになぜか自分の欲望を知っており赤裸々に曝け出せる相手が現れた。これが落ちないはずがありません!人に言えない性志向がぴったり一致する2人が体の関係から始まって(攻めは高校時代から狙ってた)、だんだんお互いを知って、嫉妬したり癒しあったりしながら唯一無二の関係になっていく、その過程にきゅんきゅんしました。もー橘先生が可愛い!話数を追うごとに美しくなっていく!つやつや黒髪に拘束具が似合う!どS攻めの「せんせ」呼びは反則!
    マンガParkの「DK小田切くんの片想い日記」は必見です。学生時代からの妄想を育てこじらせ追いかけ教師になって成就させるとかたまらん。そら目にハート浮かべて理性飛ばすわ。ぜひ妄想を全て現実にして欲しいです。続話も楽しみにしてます!!
  • 淫らなΩは恋をしない【単行本版】【シーモア限定おまけ付き】

    屋敷シマ

    2度美味しい(憐れなβ視点)
    ネタバレ
    2024年2月18日
    このレビューはネタバレを含みます▼ ※スピンオフの「憐れなβ」のネタバレも含みます。
    この作品、1度目は蒼士×七緒目線で、2度目は憐れなβ読了後、凌介×瀬乃目線で楽しめます!憐れなβを読んでこちらを読んでない方、おすすめです!
    まず、蒼士と凌介の受けの手に入れ方が対照的。蒼士は心を手に入れるまで抱いても意味がないと言い、凌介は心を手に入れるために(眠る瀬乃を)抱く。4人とも親が毒親だったり死別だったりで満足に愛情を受けられず、互いの相手だけが唯一の居場所だったので、執着がすごい。蒼士は正攻法で、凌介は気づかれずに外堀を埋めてくやり方で相手を手に入れようとする。蒼士の言葉を尽くす所、弱さも見せる所、凌介様見習ってー!そしたら瀬乃ももっと早く、1人の人間として向き合えたのかもしれない。(あの拗れた関係性が最高だったけども)
    しかし高校生の瀬乃の(無自覚の)嫉妬、可愛すぎませんか!七緒の匂い嗅いでる凌介をじっと見るシーン、恋に無自覚なくせに「好いた相手は…」とかお説教するシーン。いやどの口が言うねーん!鈍感能面執事が!そういうところを全部凌介様に見透かされてるのも可愛い。「…くれぐれもよろしくな」の時点で転がされてる。てか瀬乃を煽るためわざと「番」って言葉使ってる。あの日は2人でマンション泊まったのかな。。
    はぁ、瀬乃しか眼中にない凌介様最高。小さいコマだけど、蒼士が3年棟に殴り込みに来た時、止めに入ろうとした瀬乃をさっと自分の後ろに隠すの、きゅんです!海に入った瀬乃を呼び戻すシーンも。(ずっと監視されてます?) 七緒を「繁殖用Ω」って言うのはどうかと思うけど、全人類の中でで瀬乃しか興味なくていっそ清々しい。そんな凌介にしたのも瀬乃だしね。
    七緒は凌介のこと「セッ…を我慢しない」って言ってるけど、瀬乃についてはめちゃくちゃに抱きつぶしたいの我慢してるんだよな。満たされない欲をΩで解消している訳で。そう思うと、「寮生活で性欲解消手段は最重要事項」発言もいじらしく思えてくる。
    七緒はとばっちり受けてたけど、凌介にとって蒼士は瀬乃を横取りしかねない存在で(瀬乃家は芦屋家の執事)、かつ主従の境界線を突破できなくて、眠る瀬乃にしか愛を囁けない凌介からすれば、臆面なく七緒にデレる蒼士にイラつきもあったんだろな。
    なんか本筋じゃないレビューですみません。蒼士も正統派執着攻めで好きです。憐れなβが完結したので、4人の絡みが見たい!!
  • 憐れなβは恋を知らない

    屋敷シマ

    凉晴が人間らしさを取り戻せて良かった
    ネタバレ
    2024年2月11日
    このレビューはネタバレを含みます▼ 普段レビューしないのですが、最終話もう感情が爆発してここに吐露します!ネタバレ多め!
    いやー、凉晴可愛かった!「伊勢崎家の執事」という鎧をかぶってロボットのように完璧執事をこなしてたくせに、それを脱ぎ捨てたらあんな乙女になるんかーい!あの能面は「家」に作られたものだったのね。
    凉晴にとって執事でいることは、瀬乃の家で生きる上で当然の選択で、父に愛される手段で、凌介のそばにいる唯一の方法で。一目で心を奪われてから全てを捧げて、自分ほど凌介に奉仕できる人はいないという矜持が凉晴を支えていて。軟禁されて快楽漬けにされてお前はもう執事じゃないと言われて、それならいっそ殺してくれと言うほど、執事としての覚悟だけが唯一自分が選んだもので。
    欲を捨てろと教えられてきた凉晴と、欲を実現するように生きてきた凌介。どちらもやることが極端で、分かり合えなくて、ぶつかりながらそれでも少しずつお互いのことを知って、最後2人で前進したのが感動的でした。凌介は凉晴を取り巻く「家」を作り変えて、凉晴は父親からの支配から脱却して、最後に残った凉晴の執事としての覚悟を凌介が優しく肯定してあげたのが、もう泣けた。
    最終話は凉晴パパを攻略したので、凌介さまにも余裕が見られましたね。「パパに怒られるかな」がめちゃツボで。無理やり体をつなげた時は「(父に)叱られる」と怯える凉晴の奥をガン突きしながら「お前は誰のものなんだ?」ってお怒りでしたもんね。「親公認の彼氏」発言も好き!その軽口の裏で「やっと手に入れた」と激重執着感情を噛み締めてるの、安定の凌介様でした。
    あと再会の場所があの温室っていうのが!1巻表紙裏で、小学生時代になかった温室が、大学時代に建ってて、これ絶対貢ぎ物ですよね。植物園みたいなバカでかい温室。。独占欲強強だけど、凉晴の喜びは全部自分があげたいって言うのが、凌介様の本質なんだろうな。
    恋人になって、溺愛が加速する妄想が膨らんでヤバい。きっと凉晴はこれから執事と恋人の公私の区別をどこでつけるか、甘い悩みに襲われることでしょう。
    はぁあ、凌凉最高。「執事=恋人になれない」なら、「執事=恋人」が成り立つ世界線つくる凌介様、スパダリがすぎる。結ばれたと思ったら何度も地獄に突き落とされて、それでも軌道修正して外堀を埋めてく執念深さ…好き!
    仕事が手につかないので、続編お願いします!いくらでも課金します!