【単話】婚約者の王子に毒を盛られたので愛が冷めました
保志レンジ/あさづきゆう
作画が美麗。ふたりの関係がどうなるか期待
ネタバレ
このレビューはネタバレを含みます▼
婚約者を守るため、幼少期よりひたすらに自分を磨き続けてきた主人公、ルエラだったが、守りたかったはずの婚約者に毒を盛られてしまう。
婚約者は一時的な体調不良を起こす代物と唆され、自由な時間と本当の愛を誓う女性のために主人公へ毒を盛る。しかし、実は後遺症が残る可能性のある恐ろしい毒で……。
婚約を白紙に戻し、療養のため自領へと戻った主人公は、ユリシーズという魔術師と出会う。
(元)婚約者の記憶が曇る描写や、側近がやたら唆すような言動で怪しいので、魔法がある世界線だし何かしらの術でもかけられている可能性はありそう。薬師が毒の効果を偽っているところを見ても、主人公は第二王子派の息はかかっていないと考えていたが、何かしらの敵対勢力に狙われている可能性もありそう。
……とはいえ、自分の婚約者(出会った時期的に幼馴染とも言える)に(軽い症状と騙されていたとしても)毒を盛る選択をするとは、とんでもない男です。
ユリシーズは歯に衣着せぬ物言いですが心根の優しい青年に見えますし、彼と接している時のルエラはとても自然体で可愛らしいです。ルエラの笑顔に赤面するユリシーズも可愛いし、このふたりの関係性がどう発展していくのか、物語がどう進むのか、とても楽しみな作品です。
ルエラの周囲は、実母をはじめ侍女や兄など、婚約者を大切に思うがゆえに自身で毒を含んで耐性をつけたり、引きずり下ろそうと企む相手と渡り合ってきたりと努力家すぎる彼女を大切に思っている人ばかりです。
何も悪くない主人公へ敵意を向けてくる人物がほぼいない点も、個人的に読みやすいと感じました。
作画もとても綺麗です。続きが楽しみです。