このレビューはネタバレを含みます▼
私が今まで読んできたBLの中で(そこまで多くはないですが)top3には入る、もしかしたら1番好きな作品かもしれません。受けが本当に本当に不憫で可哀想なのですが、それと同じくらい本当に大きな執着愛のある攻めです。何年もかけて煮込まれた執着愛が私にはとても刺さりました。
ネタバレになりますが、お気に入りは47話のスンオンがジウクを8年ぶりに見かけるシーンです。セリフも一言もないのに寒い冬の夜にスンオンがまるでジウクだけ発光しているかのように人混みの中見つけられるシーンがドラマチックでとても好きです。
スンオンがジウクの代わりに内緒で借金を払ったのも、スンオンの将来のために邪魔になる自分を悪役にしてスンオンの元から離れようとしたジウクもタイトル回収のように感じました。(韓国語直訳だともう愛さなくてもだそうですが)それと、一見冷酷で常に冷静なスンオンがジウクだけには感情が抑えきれない感じが重い愛を感じます。個人的にスンオンがジウクにたのんでスンオンの首を絞めながら果てるシーンが何とも言えないくらい好きで、スンオンの狂愛を感じれます。続きが気になる週1の楽しみだし何度も読み返して泣いてしまう作品です。
最新108を読んだ感想ですが、スンオンの人を愛する方法が分からない……って言うセリフやはり幼い頃の家庭事情から起因するんだろうなって思いました。ジウクも心の闇を多く抱えてるけどもしかしたらスンオンもそれと同じくらいの闇と親から得れなかった愛情のせいでジウクにその反動としてより重い感情が行くんだな。と思いました。早く2人幸せになって~~外伝も楽しみです。