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今月(10月1日~10月31日)

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シーモア島
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投稿レビュー
  • 夏果ての蛍

    稲穂米

    見続けたい「時」がありました…
    ネタバレ
    2025年9月3日
    このレビューはネタバレを含みます▼ 稲穂先生、初コミックなんですね。おめでとうございます😊そして鮮烈な作品を有難うございます!
    タイトルに魅かれ、立ち読みで購入即決意しました〜
    簡単に言うと不老不死の伊弦と人間の真琴が冒頭の事故から離れ、そして再会するお話。事故で真琴を失ったと、放浪していた伊弦と成長して懐かしの場所に戻ってきた真琴。2人は再会し、想像するのは不老不死と寿命ある人間、想いが通じ合っても流れる人生の長さの違い、訪れるのは別れ…となりますが、そう、こう来ましたか。
    離れていた期間の、2人それぞれの年月が辛くて切ない。伊弦の後悔も、秘密を抱えて悩む真琴も想像するだけで心が痛い。
    その中でも行動を起こし、想いを真っ直ぐに伝える真琴の強さ、素晴らしいの1言。良い男に育ちましたね〜

    不老不死に「美しさ」「財力」とか付属が付いたとしても、分かち合える自分以外の誰かが居なければ、それはただ寂しいものなんじゃないのかな、と私は思う。

    毎回誰かを1人で見送るだけの伊弦の言葉には涙が出ます。そして不老不死を求めない今の自分が幸せなんだと(私は)感じました。

    エンディングは2人が選んだ人生が、長い長い生の中で、きっと孤独とはかけ離れたものである事を、そして豊かな旅であるよう、願いながら背中を押して見送りたくなる暖かーい結末が待っています。

    現実の時(今年の夏)は早く終わって欲しいけれど、見続けたい【時】がここにはありました🧡
  • 恋情クラフト

    藤平しらべ

    基礎クラスと初中級クラス
    ネタバレ
    2025年8月13日
    このレビューはネタバレを含みます▼ 何のクラス分け?はい、BLレベルのです(私個人の)。
    表題作は基礎。同時収録作は初中級。
    さて、まずは表題作。画、本当に綺麗ですし上手。表紙、魅かれませんか?期待しすぎたかな、位に。
    お話は王道もの。本当にあっさりとライトにハッピーエンドに着地します。悩んだり拗れたりはするけれど、心もルックスも陽キャの攻め君がサクサク解決していきます。この単純なくらい格好良くて前向きな攻めくんが、お話を物足りなくしているのかも。でも、考え方は素敵ですよ、本当に!
    Hシーンも、これくらいなら初心者OKでしょう。イチャイチャも可愛いし。

    さて同時収録作品。特殊な性癖?イラマチオが題材。
    登場人物の嗜好はさておき、闇深な話ではないし結果ハッピーエンドなんだろうけど、私的にはちょっと苦手。なぜ同時収録?

    只今、初級クラスレベルの私が布教のため勝手に作成している「BL初心者のためのBL」リストに加えられるけれど、もう少し心に残るものがあったらなぁ…と。
    でも、何度も言いますが画は格好良いです。これからの作品期待させて下さい😊
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  • ラストサマースパークル

    内海ロング

    信じて離れる、信じて待つ、出来ますか?
    ネタバレ
    2025年6月11日
    このレビューはネタバレを含みます▼ 何てタイトルは重めになりましたが、1言で言うと爽やかな風が吹き抜けていく、それに尽きます。内海先生の軽やかで表情豊かなタッチで、年齢関係なく心の奥底から優しい気持ちが生まれてきます‼️
    高校の入学式で出逢った恭平と英二のお話。2人とも可愛いんだけど何と言っても英二のキャラが良すぎる…。中学の時に家族にゲイばれして居心地の悪い生活を過ごしている英二。そんな自分に合うよう、進路ならぬ人生設計も頭に入っています。そんな思慮深い彼も親友恭介との高校生活3年目に入り無自覚な彼のアレヤコレヤにダダ漏れしてしまう「好き好き」オーラ。P21やP31の赤面英ちゃん、可愛すぎ。しかも英二は男前。告白もお付き合いも彼から。告白されてドキドキしている恭介へのP43「俺、本気だから」P51「ばーか」P57「お前が教えて」ぜひ紙面で!これは惚れます…。英二に比べて天真爛漫な恭介も肩を痛めて水泳を挫折。それ以降何となく定まらない日々。前を見て進んでいる友達と較べて生まれる焦り。共感…ありますよね。こんな共感以外にも「友達と恋愛の好きの違い」とか、恋愛あるあるの告白後の相手が違うカラートーンで見えてくる…とか、恭介サイドも可愛すぎ。お付き合い直後の2人の可愛さにやられ続けますが、そこから真面目な2人ならでは葛藤も。言わなくても良かった言葉。責める必要のない後悔。若さ故の衝突も、そこはプライドまみれの大人と違い真っ向から向き合って解決していきます。その後の2人の選択は切ないけれど、2人は大人より大人だったと。
    「迎えに行く」「迎えに来てくれるのを待つ」明確な期限がないのに信じて離れて、そして待つ。私達に出来ますか?答えは2年後。P208、英ちゃんと一緒に泣いて下さい。
    こんな純粋なDKもの、異世界ファンタジーよりファンタジーかも。でも実世界でもこんな2人が居たら良いなぁ、と願ってしまいました。幸せな読後感、感謝です!
  • 睨めば恋 十年後

    ゆくえ萌葱

    嬉しい10年後!!
    ネタバレ
    2025年5月22日
    このレビューはネタバレを含みます▼ ようやく追いつきました!初期の画が…その、とてもシンプル(素朴!?)過ぎて心惹かれず、スルーしてしまっていたのですが、ある時天啓のように「これは読まないと後悔する作品なのでは?」と一気に読み漁りました〜!
    そしてそして10年後!待たずに読めてしまった私は幸せです…積み重ねてきたであろう年月も感じられて泣けちゃう。
    竜さん、志摩くん、本当に素敵なカップルになりましたね。BL初心者だった私は「え?攻受、こっちなの!?」とドキドキした事を思い出しました笑 今となっては納得なんだけど。そして寅と哲也さん!! 個人的にはこっちのカップル好み。寅さんは面倒くさい男だと思うけど、そこが可愛いし、42才哲也さんの色気…❤️半端ないです。
    兄弟揃って「受」ってなかなかだと思うけど、本当にタイプが違うから、はい😄とても勉強になりましたね笑
    これからも4人の人生、見ていきたい。ずっと幸せでいてください、と心から願ってしまいました…。
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  • はじめて、はじめました。

    暮田マキネ

    はじめての暮田先生でした!
    2025年5月17日
    私のはじめての暮田先生です。優しい画、色合い、溶かすような笑顔、ほっこりした会話…すっかり惹きつけられ他の先生の作品を探して…そして購入したものの、読み終えるまで時間を必要としました。皆様御存知のように暮田ワールドは優しさの裏に影が潜みます。歪な愛情や、滲みる傷もありました。やはり受け入れられないものもありました。たかが漫画、されど漫画。外部者の私達も影響は受けます。そして戻ってきたこの作品。暮田先生初レビューはこの作品と決めました。
    まだ1巻なので、今後暮田ワールド発動するかもしれませんが、本当に初々しいお話です。苦労人の優しいお兄ちゃん鴇ちゃんと格好良くて才能もあるのに不遇な状況にいる尭良くんの出逢いと、お互いがはじめてをはじめていく、始まったばかりの2人のお話。11歳の時に父親が亡くなり、世間知らずの母親と幼い弟達のために早く大人になった鴇ちゃん。鴇ちゃんは(全てを)惜しみなく与えるくせに受け取ろうとしない。それは性質でも美徳でもなく「傷」だと気付いた尭良くん。家族の状況が好転し、感謝され戻ってきた自由も安心も、これまでの自分を否定されるようで怖い、と口に出せた鴇ちゃん。隣で微笑んだり寝顔を見せる鴇ちゃんにこれがオレの「はじめて」だと、初恋だと気付き、オレも変わらなくちゃと行動を起す尭良くん。こんな静かで切なくて暖かなエピソードが積み重なって、この1冊を形作っています。
    鴇ちゃんの兄弟達も魅力的。彼等のスピンオフも欲しいくらい。これから尭良くんの毒親とか、絡んでくる同級生とか、芸能人と一般人とか波乱は起きそうだけれど、2人には「はじめて」を、沢山沢山はじめて欲しい。そして私はそれを見つめて幸せな気持ちになりたい。
    たかが漫画、されど漫画。暮田先生、様々な気持ちを味合わせて下さって有難うございます。物足りないなんてありませんよ、絶対に!!
    読み終わったら、日々が(オーバーかな?)ちょっと淡く色付いて見える、そんな素敵な作品です。
  • サイレントノイズ

    いちかわ壱

    惚れました!全てに!!
    ネタバレ
    2025年3月14日
    このレビューはネタバレを含みます▼ ネットの記事を読んで即買いした作品です。私にとって、いちかわ先生の初読作品になりました。
    バース系は好みではなく、先生の有名な『ただいま、おかえり』も未読です。オメガバース、ケーキバース、面白そうな設定だとは思いますがこれ以上差別化って必要?と思ったり。でも今回のガイドバースにははまってしまいました…私、チョロい。元々少年漫画出身、異能力集団大好きです。それでいてBL、手に取るでしょう!先生の画は丁寧ですけれど比較的あっさり、さらっと。ディテールもさほど細かくないと思いますが、漫画あるあるの画風の好き嫌いをスルッとすり抜けて読ませてしまう、そんな感じ。テンポも良く、話運びも上手。他の作品も同じように感じました。
    粗筋としてはセンサー(五感のいずれかが非常に発達した能力者)を代々輩出してきた名家百目木の末っ子尊(彼は能力無しのミュート)と彼の専属護衛スーパーセンサー(五感全て覚醒)暁臣のお話。暁臣のスーパーセンサーぶりの格好良さ、無能略でも尊の芯の強さ、賢さ、優しさ、2人の魅力に読者は速攻落ちるはず。一族の中で無能力の尊、突出した能力故に疎外されていた暁臣。真逆の立場だけれどお互いの孤独を1番理解しあっている2人。それはそれは深く重い愛情(執着)ですよね。暁臣のストレートな愛情表現も、尊の気付かせまいとする、言葉に出さない心の揺めきも、もう切ないしドキドキしっぱなし。
    センサーには彼らを支えるライフラインであるガイドが必要不可欠なのですが、暁臣にはガイドがいません。想像がつくとは思いますが後半、尊がガイドの能力を覚醒させますがその時のシーン、目覚めた暁臣が泣いている尊に気付き開口一番『…だれに泣かされた?』『お前だ ばかぁ…』このシーンは紙面で是非堪能して下さい!早く早く続き、読みたいです!
    いちかわ先生、作品を生み出して下さってありがとうございます。惚れました!先生にも作品にも!
  • 長浜To Be,or Not To Be[コミックス版]

    スカーレット・ベリ子

    大好き以外の言葉が見つからない‼
    2025年1月1日
    昨年BL沼に落ちて、そして出逢った最高作品のひとつだと思う…。新年始めはまずこれからスタートしよう❗と思って。本当に大好きです、という言葉しか見つからない。小さな世界(海辺の町)、限られた登場人物(ほぼ主人公のみ)、普通の日常の中でどうして、どうしてこんなに愛しい世界が描けるの!?
    凪沙と一颯、幼馴染みで同級生、自分をちゃんと持っていて大切な相手を理解していて、初々しくて、でもハッとするほど大人な面もあって…本当に愛すべき主人公。これからの彼らの恋の行方は見守らずにはいられません!
    ベリ子先生の描く身体の美しさや動いている姿さえ浮かぶような動作の1つ1つも素晴らしい~💕
    不意打ちのキスやそっと重なった手や、体格差に萌える抱っこ!!これだけで充分ドキドキします。激しいラブシーンが無くてもこんなにエロスあり。とにかくとにかく、まずはこの世
    界に来て。2人に逢って。そして見守りましょう!
    続編がスタートするとの事。また、この2人に逢えるかと思うと嬉し泣き。
    朝の鮭ごはん、まだ完全には達成していないけど…さてどうなることでしょう…笑
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  • あで始まって、るで終わる【単行本版】

    円路

    淡々と…でも萌えます
    2025年1月1日
    初めての作家さん、何故かとても惹かれるものを感じて購入。10年片想い、10歳差の純愛の通り、妙に透明度の高いお話。
    まるで前日談があるのに飛ばして本巻に入り込んでしまったような、最後まで不思議な感覚が抜けなかった…(←あくまで私の感覚)
    主役の一陽(受)のモノローグにあるように小1の出逢いから片想い。大学生になっても変わらず何とか恋人に昇格しようと試行錯誤中。大好きな小説家の白くん(攻)は感情が見えにくい(施設育ちの影響か)、淡白な人。次回の小説が恋愛ものとなり、一陽は自分をネタに!と恋人(仮)役に立候補。恋人(仮)としてキスもされた一陽のその後の可愛いこと。『おはよう、白くん』『白くん、おはよう』どっちだっけ?部屋の扉を開けるのは右手?左手?、もう、ドキドキ、頭は固まって…先生、上手ですね笑 こんな、気持ち。恋愛のスタート時しか味わえないですよー笑
    白くんとの恋人(仮)生活は淡々と進むけど、その間に出来事は起こり気持ちも身体もそっと近づく。そんな流れも本当に静かに優しく暖かくてほっこり。夏の月夜の縁側シーン(夕飯なんだけど)、ドレスコード浴衣からの…本当に素敵です。映画みたいなので見てのお楽しみ。短いけれどね。他のレビューでも拝読しましたが、確かに白くんの一陽への気持ちの変化、ちょっと見えにくい…でも、無心に慕う一陽の存在が大きいのは端々で感じられるから、私は自然に受け入れられました。
    結末はもちろんハッピーエンドです。白くんの小説のように静かでイメージとしては波のない海や白々とした月夜とか、平坦なあくの無いピュアなラブストーリー。後日談は萌えますよ、短いけれど。物足りないと思う方もいるかと思いますが、私は大好き。絵も綺麗。白くんも一陽もキャラクター活きています。ハラハラのリーマンもの、切なくて危うい幼馴染みもの、ドキドキの異世界もの、等々の合間にそっと大切に読みたい1冊です。浄化されますよ、きっと。
  • 長くも短き恋の話

    市川けい

    本当に素敵なお話❤
    2024年12月11日
    大好きな市川先生の作品。
    タイトル通り、幼なじみという長い年月を日々の日常という短いパーツで綴った恋のお話。
    本当に絵が綺麗です。そして主役2人が良い…。淡々と進むお話ですが、何とも言えない暖かさ、切なさ、幸福感が漂います。これからの2人がどうなるかは分からないけれど、心から幸せを願ってしまう…とにかく読んだら自分にも他人にも優しくなれそうな作品です😊
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  • 終日執事

    秋葉東子

    爽やかなフィーカみたいな癒しの時間に‼️
    ネタバレ
    2024年12月11日
    このレビューはネタバレを含みます▼ まずはとっても暖かい、爽やかなお話。BL歴半年(かなりのスピードで読破してますが)初心者の私でも『え?BL作品だっけ?』と思ったくらい自然なライトテイストな作品。でも2回3回と読み進めるとじわじわ、本当に面白い!キスシーン等々は無いですし、執事の主人である高校生も他BL作品に比べたら幼い可愛い笑笑
    名家美作家跡取り、伊吹と執事の七瀬&大商家九重家三男、天馬と執事の篁。この4人のCPの日々の生活をメインに本当に暖かく(色々小さなもめ事ありますが)見守りながら読む感じ。
    これ、続き物ですよね?終わりじゃないですよね?大学生になった可愛いご主人CPと彼らと自分達の恋模様に右往左往する執事CP、絶対見てみたい‼️作者様もその後の設定、かなり詳細に作られているみたいなので期待。アニメ化、ドラマ化もいけそうな感じです。
    ハードなBLの合間のお口直し、お茶の時間と思って是非楽しんで頂きたい作品でした。