このレビューはネタバレを含みます▼
何度も読み返していろいろ考察してしまう作品です。
そして久しぶりにレビューを書きました。
まーくんは、失われた10年を仁くんと取り戻したいのかなと思いました。タツミとの10年は刺激的で、自分の能力も思う存分発揮できてお金も腐るほど得られ「まさにドラッグ」。でも終わった後は虚しい。タツミのように根っからの愉快犯でも無いし、やりたいこともやらせてもらえない緩やかな飼い殺し状態。
一方の仁くんは至って平々凡々、むしろ弱っちいくらいだけどまーくんを自由にしてくれるし、加虐心をそそってきたかと思えば意表を突いた行動にも出る面白い子。なにより、損得勘定なく自分を求めてくる姿に、まーくんはすっかり絆されてしまったのでしょうね。
作者さんのツイッターで見ましたが、仁くんはアセクシャル気味のようなので、まーくんがどう攻略していくのか見てみたいです!
ふわふわ、キラキラした恋愛BLが好きな方には向いてないかも。ストーリー重視、骨太な絵やキャラが好きな方向け。