このレビューはネタバレを含みます▼
3人に1人が、がんになる時代。いつ、どのタイミングでがんと宣告されるかわからない。彼女のように。
私は仕事上、若くしてがんを患って亡くなる人も見てきた。
もちろん、彼女のように手術や抗がん剤、放射線治療と様々な治療をして、長生きしている人もいる。
どんな病気でも、独りだと乗り切れない。悶々と考え込むと鬱になって、病気を引き寄せてしまう。
最近では、独り身の方も多く、家族も疎遠もしくはいない方も増えてきてるように感じる。そんな中、友人だったり同僚や上司が親身になってお世話をしている姿を度々目にするよう
になった。
自分の気持ちを吐露できる相手がいること、その気持ちを受け止めてくれる人、一緒に悩みそばに居てくれる人、時には背中を押してくれる人、そういう相手を生きてる間に見つけたいと思う日々。私の家族や友人は彼女の周りの人達のように感じて考えてくれるだろうか。
遠いような近い未来。1日1日が精一杯の毎日に希望の光が差したらなと思う。
最後に、1歩踏み出す勇気というセリフがとても胸に刺さりました。
あの時の「ママやめる。」宣言が意味するものだと表されてるなと感じた。
その1歩が踏み出せる勇気をもらえるストーリーだなと思います