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今月(4月1日~4月30日)
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シーモア島


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お得。終盤力向上のための実戦解説2019年4月4日基礎編と応用編の2冊を合わせた完全版。元は15年近く前の本だが、終盤での考え方は今も昔も同じで、お得。
基礎編では基本的な速度計算の解説やどの駒を持てば詰むかという詰将棋、囲いの紹介も出てくる。それ以降はほとんどが実戦次の一手&解説。本書の目玉である。
光速の終盤術に匹敵するレベルで難しいが、この本でも終盤=読みというスタンスは徹底しており、あえて読者にプロの厳しさをぶつけているように思える。この本をじっくり読んでいけば、実戦でも読みを放棄して感覚で指しにいくような愚かな真似をすることはまず無くなるので、自ずと棋力は向上していくと思う。 -
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居飛車最新型の総合定跡書2019年2月28日ページ数の都合上、基本定跡は知っている前提で最新型に絞って書かれているため、内容は有段向け(特に横歩取りに関しては青野流流行前の定跡はバッサリカットされている)。
最新型の居飛車がこれ一冊でよくわかる。狙いが分かりづらい雁木戦法の狙いまで詳しく説明されているのがポイント。良くも悪くも要点のみ解説されているため、更に詳しく知りたい戦法に関しては別途専門書を買うことをオススメする。ソフト研究の普及以後、定跡の変遷が激しくて流れに着いていけない人も多く、このように要点のみ解説した書籍は今後も需要があるのでは無いだろうか。片上先生の文章量の多い熱意のこもった解説に満足。振り飛車編が刊行されたらそちらもすぐに買いたい。 -
一流プロ棋士の終盤の大局観2019年2月25日結論からいうと、アマ強豪を目指すなら買いである。
光速流で知られる谷川浩司九段の実戦譜25局を、終盤戦に絞って谷川九段本人が解説した名著が文庫本で復活したもの。「昭和60年代の棋譜のものである。ただ、終盤での考え方は普遍的であり、内容は決して古くなっていない。」と文庫版まえがきに記載されている通り、今でも問題なく読める。
まだ1章の数テーマしか読んでいないが、内容はかなり奥深く、そして難しい。「ここまで読みきっているの?」と何度も言いたくなる。
私は今、頭の中に駒を浮かべて1日1テーマずつ読んで、その後棋譜並べをするという作業を毎日繰り返している。この本の内容を1回読んで全て理解できるなら既にアマ強豪、プロ棋士に匹敵するレベルの持ち主だと思われる。私は、8割でも理解できるよう頑張ります。 -
人口減少社会における公共交通の入門書2018年11月13日近年の公共交通を取り巻く問題や、それに対する国内外の取り組み、「費用便益分析」といった専門用語の解説等が具体例を挙げながら説明されている。
広く浅い入門書のような印象を受け、中高生が読書感想文と読むのも、大人が交通政策をこれから学ぶため読むのもありだと思う。ただし前半部分はあまり高度な内容は語られていないので、専門的知識をつけたいと思って読むと若干物足りなさを感じるかもしれない。
日本国内では鉄道バス会社に運営を丸投げし、支援もしないという自治体も未だに見受けられるが、鉄道やバスによる輸送サービスが地域に提供されている以上乗客だけでなく自治体も本来カネを出すべきで、人口減少社会では尚更だと改めて思いました。いいね
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