このレビューはネタバレを含みます▼
SNSから追っかけ読んでいて大好きなお話で、書籍化され本当に嬉しいです。
お話は、題名に要約されてる通り、同性同士の不倫恋愛の話で、BLには違いないのですが、奥さんもしっかり登場していてとても可愛く好感の持てる奥さんです。うっかり奥さんに感情移入してしまうと、主人公2人は途端にダメな人達に見えて辛くなります泣。
でも奥さん側にも夫婦間のセッ◯スを拒んでいるという一面があり、主人公明人に絶望感、虚無感を味合わせている張本人。そこにどれくらい共感するかで、このお話の感じ方が変わるのかも。
日頃親しんでるBLに焦点を絞った展開とはちょっと違って、主人公2人の抱えた問題や人生観など、周りを取り巻く人達と一緒に、凄く情緒豊かに表現されていて、そこから2人がどう惹かれあい不倫関係になり(本作はここまで)自身の人生に対してどんな選択をして答えを出して行くのかが見どころだと思っているので(欲しがりすぎ?)皆さん言ってる通り、やっぱりほぼヒューマンドラマ枠だと思って読んでます。
お話も素晴らしいのですが、作画も独自の世界観を生み出す程個性的で、オシャレ可愛いのに肉感があり、エロいシーンも凄く官能的です。そして本当に表情が良い!
作中に実在する人物や音楽、小説、映画などが小道具として散りばめられていて、お話に落とし込むのが天才的にお上手です。なので、現実世界とリンクしやすく、題材のセック◯レスも誰にでも起こりうる問題として、よくよく考えたら、実写映像化しやすい要素が満載じゃないですか!?
昨今のBL映像化の波でオファーありそうで怖い…。
映画好きの先生なので、もしその時はどうか妥協しないでほしい泣(切望)
続編も心から楽しみにお待ちしております。