このレビューはネタバレを含みます▼
それぞれの人生や生活と、久能整くんが紡ぐ言葉に耳を傾けたくなるそんなお話です。これまでの人生で、受けたもの経験したものに対してあの時こうできたらとかこう言えていたらとか、あの時の行動と感情ってそもそもどこに繋がってたのかとか、物事に対しての見方を学べて、疲れた時にそっと寄り添ってくれる様な、そんな作品です。学生時代、外見が目立って変な偏見を持たれたり、嫌がらせは毎日あって中学になっても高校になっても社会人になってもそんな日々はかわりませんでした。助けてって言えない自分に気がつけたのは20歳の時、それまで耐えたことでトラウマばかり植え付けられる日々、私は多分あの時、大丈夫?とか、頑張れとかそんな言葉じゃなくて、あなたは間違ってなんかいないんだよってそんな言葉が欲しかったのかなってこの作品を読んで思いました。なぜそこにあるのかと考える人が少ないからこそ考えるようになって、そうすると自ずと優しくなれるんですよね。とか、出来事の真実を一方向から見たらひとつなのかもしれないけれど、登場人物それぞれの角度から見たら真実はたくさんあっていいんだって全てが温かいです。久能整くんは、人がやりがちか情を入れて一方向で物事を見ない、そんな魅力があってだからニュースを見ていて思う上を見たら最低だ。でも、1枚めくってみたらこんな事情があった。さらにめくったらと、こんな人であふれてほしいなと思う。この人は私のことも偏見で見てこないんだろうなって、常々思います。出会わせてくれて有難う。作者さんとお話ししてみたいと常々思います。