このレビューはネタバレを含みます▼
どこかで見たことある絵柄だな〜と思っていたら、拷問バイトを描かれた作者さんでした。BL作品で出会うとは思わなかったです。絵柄が好きなので嬉しかったです!
吸血バーという設定が斬新で、よくある吸血鬼×人間を題名にしつつも物語の進め方が違うのが面白くて良いですね。
主軸のCPはマスター(吸血鬼)×キャストのアズサくん(人間)で、ゆっくりと進んでいく関係性がもだもだしつつも微笑ましいです。
一巻の最初のころのマスターは飄々としており、よっぽどのことで動じないのかなと初見は思っていましたが、アズサくんが少しずつ自分のマスターへの気持ちを整理して自覚していくことでマスターに対して小悪魔のような振る舞い(おそらく本人はそこまで自覚していなさそうな感じ)になったことで、物語後半になるにつれてマスターの喜怒哀楽が分かりやすく出るようになっていました。とっつきにくいかな、と思っていたマスターが振り回されていて面白いです。そしておそらくアズサくんは無自覚なのがなお面白い。だからこそ、マスターにも愛着をもてましたし、これからの展開が楽しみになりました。2巻後半でようやくくっついた2人、いまのところ(2巻までで)R18展開はないですがどうなのかな?あったら嬉しいなと思っています。
BLとジャンルはなってますがそこまで濃厚なBL感はないですので、読みやすいのではないかと思います。