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今月(7月1日~7月31日)

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シーモア島
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投稿レビュー
  • 恋のツキ

    新田章

    現代女性のモラルの欠如
    2026年5月19日
    率直に言って駄作と言うよりも悪意。

    部分的に鋭い心理描写が見られるものの、全体として物語は散漫で、読後感は極めて不快。

    主人公の女性は15歳の少年に強く引かれ彼を抱く。しかしその衝動的な行動に対し、一切の責任を取ろうとしない。元彼氏、彼氏、新しい男の間を感情のままに行き来し、関係を次々と破壊していく。挙句の果てに、裏切りのアカウンタビリティーを回避したまま、最終的にその少年と結ばれると言う結末は呆れるほかない。

    これは「あなたは何をしても被害者のヒロインです」言う自己憐憫に満ちた女性像を肯定するだけの物語に過ぎない。

    そもそも15歳の少年を性的対象として描く姿勢は道徳的に極めて問題があり、年齢差をロマンスの衣で覆い隠したジャニーズ的ペドフィリアに近い正当化にすら感じられる。

    また相手を「自分に何を与えてくれるか」と言う功利的尺度でしか測れず、心ある存在を平然と天秤にかける姿は、現在における浅はかなエゴイズムとモラリズムの縮図と言える。

    文学的深みも、若い女性に対しての教育的価値も欠落した、ただの自己正当化の産物であるが、そもそもこれは30代の落伍者女性に向けての本なのであろう。