ビブリア古書堂の事件手帖 ~扉子と不思議な客人たち~
三上延
このレビューはネタバレを含みます▼
三大奇書のドグラ・マグラに振り回される人たちの話。栞子は古書店主の息子の元妻から依頼を受ける。依頼は古書店主の息子の本は孫である元妻の子 恭一郎が相続すべき、それなのに古書店主は売ってしまうというので止めて欲しいというものだった。しかし恭一郎も巻き込んで息子の蔵書は売られてしまう。栞子の代わりに扉子を巻き込みながら、まずは『怪獣島の決戦 ゴジラの息子』のパンフレット 。そして樋口一葉『通俗書簡文』、 そして最後は夢野久作『ドグラ・マグラ』の初版本&サイン本となる。戻ってきた栞子と扉子の母娘は事件の真相が大まかには掴めたが祖母の智恵子はそれを嘲笑うかのように1000冊の蔵書を燃やしてしまう。次回は扉子の活躍を期待する。
しかし、私は初版本にも興味がないし、この本自体電子書籍で購入した活字病患者だがたった1000冊?30年以上前に自宅のマンガ本を数えたら1000冊を超えていて全部数えるのを諦めた。蔵書はその3倍はあったので数える気も起きなかった。それから30年以上、本は増えている。電子書籍も増えている。読書メーカーでの記録を見ると1000冊はとうに超えている。こんな活字病患者の息子なら10000冊でも少ない蔵書だと思うのだが…
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