このレビューはネタバレを含みます▼
少女漫画のきゅんきゅんポイントを網羅した作品です。イケメン、イケメンの嫉妬、絶妙な距離感…言い出したらキリないけど、少女漫画好きの願望が具現化された良き漫画です。一巻読んでついつい買ってしまいました。
今1番ハマってる少女漫画と言って間違い無いでしょう。
読み込めば読み込むほど、千輝くんの真綾に対する気持ちをこの時こういう気持ちだったんじゃないの?て想像してしまわずにはいられません。
例えば、第一話。千輝くん図書当番で真綾と一緒になる、2人の初めての会話シーン。千輝くんは、「早く来すぎたからソファで寝てた」と言っていました。最初見た時はへぇー、ぐらいになんてことないシーンだったのですが、何度も繰り返し既出巻すべて読み込むうちに、あれ…これ千輝くん最初から真綾と当番一緒て分かっててめっちゃウキウキで早く来たんじゃね?とか邪推してしまいます(笑)。
また、真綾が手塚くんにパシられまくってて、廊下で〝千輝くん待ち″(真綾曰く軽いストーカー行為(笑))出来なかったエピソードありましたけど、サラッと千輝くんこそが〝真綾待ち″いう真綾大好き行動に出てることにもキュン…。
作者様のTwitterも拝読してますが、「独占欲強すぎ男子と片想いごっこする話」と書かれています。
普段作中ではどこか朴訥した人柄に見える千輝くん。でももしかしたら千輝くんの心の中にある真綾に対する気持ちって、真綾が想うよりずっと甘くて、重くて、深いのかなって想像してしまいます。
そういう想像の余地がある魅力的なキャラクター、それが千輝くんです。
(他サイトのコメントで、タイトルがすべて千輝くんの気持ちだって書いてる人が居て、うわ〜〜ほんとだーー!て少し感動しました)