ぴぴぴさんがつけた評価
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主人公が無表情タイプってのもあるし、絵のシンプル?な綺麗さも相まって暗すぎず明るすぎずに、人を好きになる自然さや、葛藤や複雑さ、色んなものがすごいバランスで描かれてると思います。作者さんすんごい人だ。。。ひとコマひとコマが大切で、ワンシーンワンシーンに意味があって、まだ2巻ですが、信じられないくらいの充足感があります。濃い。でも良い意味でさらっとした手触りって感じがします。
正直なところ自分はアセクシャル更には例え性欲があってもそれをどう扱うかはその人が決めることでそれは性的指向だけではなくて生き様?為人だと思うので、環のその部分にはきっと踏み込めないと思います。だから志井には少しヒヤヒヤする部分もあったけど、「おれはほしい」って言葉には痺れました、、、自分が大切にできない部分を代わりに大切にしてくれる人がいたら、それってすごく安心できて「あぁこんな自分でいいんだな」って思えるんじゃないかなって
色んな人がいてわからない部分があって、それでも近づくってやっぱりすごく難しいし、きっとダメになってしまうこともあるだろうし、、、
なんだろう。本当に簡単に「はい、おめでとう」って展開じゃないけど、(当人はわかってないと思うけど)全部が2人の絆になっていってる感じ。
だから考えさせられるし、勉強になるし、すごい作品。名作。
読んで良かった。作者の他の作品も読もうと思います(閉じる)
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