romance2さんがつけた評価
そんな連続休暇を取れるなんて、とか、諸々驚くけれど、そこを脇に置いて二人のアドベンチャラスな離島体験...(続きを見る)
そんな連続休暇を取れるなんて、とか、諸々驚くけれど、そこを脇に置いて二人のアドベンチャラスな離島体験という、この話の趣向に乗ってみると、二人が徐々に相手への理解を進める弥次喜多過程を楽しめる。
いろいろなものを切り離した生活を強いたヒロインの兄のような存在が、目算通りの展開、二人はこれから彼に足を向けて生きて行けないのでは?
津谷先生の描く、彼の外国人っぽさのビジュアルが、このストーリーの舞台のエキゾチシズムを1枚添える。少しその変わった環境に戸惑う姿の描写では、ヒロインの姿勢には多少読み手としては、そんな女居るのかな、的な戸惑いは有った。
非日常空間に、協力しあってサバイバル、余程合わない相手でもない限り、そんな状況では唯一の仲間、少なくとも他には得られない戦友のようなもの、恋に落ちる可能性はもう否応なく高まるとは思うが、そこは、彼等の結婚観や相手の好みや理想の読み違いも入り込み、簡単な歩みは無かった。
安易に妥協しない為に清らかな二人が、離島滞在中には吐露できなかった本当の考えを伝える機会を得たときの台詞、口にしたからやっと互いに分かるので仕方が無いといえばそうなのだが、漫画の持つ視覚的な効果が言葉に負けた感が少しあった。
しかしその勢いづいた状況突破力が、あれもこれも上手くいきました、というお話のご都合のほうの強引さを却って呑み込んで、寧ろ納得させられてしまった。(閉じる)
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