194ページ。
デビュー短編集。
この作者さんは、マイペースで物怖じしないヒロインと、物語中にヒュっと差し込まれる、辛辣さと言うか冷ややかさと言うか、って部分が魅力です。
現在までにいろいろな作品を描かれていますが、個人的に、この洋風昔話風
な感じが好きです。
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・『カエル裁判』夢見るカエルに魔女に王子様、おとぎばなしっぽくて可愛く、恋の力のストレートパンチで少女漫画として良かったです。なんでタイトルに裁判って入ってるのかはよくわからなかった。
・『君に天使の祝福を！』工場から逃げてきた少年とシスター。信じる力のヒューマンドラマ。
・『森とお城』何も知らないお姫様が、お城を出て何かを知る寓話っぽい話。動物の言葉がわかるメルヘン設定で、森の中でいろんな動物とやりとりをする様子がすてき。これが一番好きで、星4つ。
・『月光スパイス』黒豹とうさぎ、相互理解のお話。ウサ耳とかもない完全擬人化で、設定は粗め。
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