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3巻配信中

テオ-THEO- 1巻

あおのなち

（4.4）投稿数192件

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作品内容

この国には、魃（バツ）と呼ばれる神様がいる。少年テオが仕えるのは、夢のように美しい魃・レイ。血筋によって決められただけの主従関係だったが、次第にそれは恋心へと変わっていく。そばにいたいと思う気持ちは日増しに強くなり、熱い身体に触れることも、心地よく感じるようになった。しかし、魃は人間の数倍の速さで歳を取り、レイもまた、必ずテオより先に寿命を迎えるのだという――。これは移りゆく四季のなかで、ふたりの永遠を紡ぐ御伽噺。

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作品情報

ジャンル

： BLマンガ

BLドラマCD化 / 広告掲載中

作品タグ

：お互いが好き / やりとりが微笑ましい / 不思議な話 / 仲が良い / 幸せな未来 / 幸せな気持ち / 独特な世界観 / 絵が綺麗 / 絵が繊細 / 心が温まる

※システムにて自動抽出したものを表示しています

出版社

：一迅社

雑誌・レーベル

： gateauコミックス

DL期限

：無期限

配信開始日

： 2017年12月15日

ファイルサイズ

： 99.5MB

ISBN

：

9784758077576

対応ビューア

：ブラウザビューア

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レビュー

テオ-THEO-のレビュー

平均評価：4.4 192件のレビューをみる

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高評価レビュー

MW さん

(女性/－) 総レビュー数：3258件

短命の神さまに使える少年のお話

初読み作者さん。レビュー読んでずっと長いことセール待ちでお気に入りに入ってて、セール即買いです。少女マンガ(百合？)も描いてる作者さんなので絵が綺麗で、不思議な夢の中のようなお話がすごく好みでした。
人外だと寿命が人よりも長いのが王道ですが、このお話は逆で魃(バツ)という神さまの方が短命です。代々短命の魃に仕えて看取るために、魃の住む屋敷にやってきたテオ。先代に仕えていたお母さんに連れられて、テオとあるじの魃レイは子どもの頃に一度会ってる。美しいレイに仕えて穏やかな日常を送るテオは次第にレイの秘密を知るようになり。。。この世界では主従関係が独特で、あるじの痣を象った首輪やリードをつけるための枷を両手足首につけてます。まだ少年のテオがお母さんが使っていたぶかぶかのメイド服を着ているんですけど、それが首輪や枷とよく似合ってなんとも言えず綺麗なんです。。儚い刹那の美しさが溢れたとても良い作品でした。番外編冊子2冊はともにその後の穏やかな日常を描いたもので、レイとテオの運命がどうなったかについては語られてません。
作者さん、少女マンガ(百合枠？)も描いていらしてちょうどセールなので読んでみようかどうしようか迷い中。

5件

2021年1月18日

ダダさん

(女性/40代) 総レビュー数：1367件

優しい雰囲気の作品

初読み作家さんなんですが、フォローさせて頂いている方々がおすすめされていたのでセール中にポチり。試し読みで絵の雰囲気も好みだしレビューも良かったので期待して読みました。本作品は表題作のみ全４話（春夏秋冬と１年の四季に合わせて各話が描かれてます）＋描き下ろしで合計186ページ。魃と呼ばれる神様のレイと、レイに仕える人間・テオのお話です。元々レイの美しさに心を奪われていたテオが献身的にお世話をするうちに、殺伐としたレイの心が段々と穏やかになって、次第に二人がお互いに大事な存在になっていくという様子が丁寧に描かれていました。行為の描写はほとんどないので、BL初心者の方も読みやすい作品だと思いますが、がっつりエロを求める方には向かないと思います。絵柄は独特ですが丁寧で可愛らしく、本作品の不思議な世界観にピッタリでした。魃と人間は寿命が全く違うとのこと。最後心を通じ合わせた二人が、その運命をどう乗り越えるのか…その後の展開は読者の想像に任せるということで、余韻たっぷりな終わり方です。二人には少しでも長く幸せに過ごして欲しいです。

5件

2021年1月24日

ピカニキさん

(女性/－) 総レビュー数：1657件

半神の主人に仕えるテオに巡る四季

ネタバレ

このレビューはネタバレを含みます▼ 魃と呼ばれる陽を司る神様に仕える家に生まれたテオは､先代の魃が亡くなり､その息子に仕える為に魃の屋敷にやって来ます｡人の半分も寿命の無い魃は高い体温にツノと隻眼を持つのですが､人間の母を持つテオの主•レイはとても人間に近いのでした｡生まれる時に母親を亡くし､父親である魃からはまがいものと忌み嫌われてきたレイはずっと一人ぼっちだったこともあり気難しいのですが､生真面目なテオは一生懸命にお仕えします｡屋敷にやって来た春から梅雨を経て寝苦しい夏の夜､テオは主に求められるままに抱かれます｡秋が深まると共にレイは次第に弱り始め､眠っている時間が長くなってゆきます｡そしてテオに出入りを禁じた屋敷の奥に閉じこもってしまうのでした｡半分は人間であるとは言えレイの命はテオより短く､テオはその日が来ることを恐れます｡やがて初めて出逢った5歳の春の花吹雪が､四季が巡った二人の上に再び降りかかります｡番外編では､二人の初めてのお出かけ､発熱して寝込んだテオをレイが看病するお話､小冊子では二人の甘い一コマが描かれます｡

1件

2023年12月24日

ねねさん

(女性/40代) 総レビュー数：3785件

神様と人間の優しいファンタジー

ネタバレ

このレビューはネタバレを含みます▼ 中国神話に出てくる日照りの神様、魃をモチーフ(というかそのまま)にしたファンタジー。中華風なのかもしれないけど、私は少し昔の日本っぽいなあと思いました。北に追いやられた魃の一族と、彼らに使える人間の一族のお話。魃と人間の混血児・レイ×レイに仕える人間のテオ。子供の頃に一度だけ会って、互いを綺麗なものと感じていた二人の心温まる優しい主従もの。フリフリエプロンをつけて、レイを「あるじさま」と呼ぶテオが可愛いんだけどしっかりしてて、レイもたじたじ。少しずつ心が近付いてそういう関係になるけど、魃と人間の違いは気持ちだけでは乗り越えられない。寿命の違いが混血のレイはどうなのか、描かれていないけど少しでも長く二人が一緒にいられるといいな。他にも魃がいるようだけどレイの父親以外は出てきません。物売りの青年がいい味出してました。番外編は二人の日常話が二編。レイが普通に顔出しててびっくり。人と関わるのはあまりよくないだろうけど、レイの世界を広げたいテオの気持ちも分かるなあ。

2件

2019年8月12日

Lollipop Candy。さん

(女性/40代) 総レビュー数：557件

穏やかで、優しい世界観…。

ネタバレ

このレビューはネタバレを含みます▼ 購入してから、もう何度も何度も読み返しています。
読み返す度に、感動が深まる作品。

陽の力を持ち、短命の神《魃》と人間の混血レイと、
彼に仕える、可愛らしくも芯が強いテオのお話。

献身的に仕えるテオにより、未知の物、出来事に触れ、未知の感情を知るレイ。それは、テオも同じ…。そして、それが、レイに与える変化は…。

閉ざされた二人だけの世界の中で、身も心も優しく寄り添い、何気なく過ごす日常が、微笑ましく穏やかで、時に切なさを感じさせます。

短命と言われるレイ。二人の未来を考えると切なくなりますが…そんな未来を感じさせず、幸せな未来を見据え過ごす二人に、幸せな気分になります。

最後…。私の解釈が正しければ、レイは、より人に近づいているのでは…。

生きるスピードの時間軸に差のある二人が、出来るだけ長く幸せに過ごしていけることを、切に願います😩

1件

2019年1月17日