それから何度も、遊びの延長みたいに、お互いを触り合ってる――。
兄弟同然に育ってきた千秋と和馬の関係に起きた、ある変化。
千秋を自室に泊めたその晩、うなされているような微かな声に和馬が目を覚ますと、布団の中で声を押し殺す千秋の姿があった。
和馬が触れると、千秋は戸惑いながらも自身を膨らませる。
互いに握りあって、手の速度を早めれば、初めて見る幼なじみの表情がそこにはあって…。
呼吸が整っても、千秋は和馬のほうを向けずにいた。
それは、赤くなった顔を見られたくなかったから。
そして、自分の気持ちに気づいてしまったから――。