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4巻完結

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【単行本版】オメガ・シンドローム 1

小箱あき

（4.6）投稿数127件

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作品内容

【オメガ黎明期】オメガ・シンドローム―――健康診断の結果、耳慣れない病名を告げられた西宮ハル。高校の同級だった主治医・葛木との再会に驚いたのも束の間、男なのに妊娠できると告げられて――!?オメガバースの世界観を元に、オメガが発見されたばかりの世界を描く、過去の因縁と運命に翻弄される二人の物語。「俺がお前を抱くなんてことは死んでもありえない」「俺は昔からお前のことが大嫌いだからな」葛木が一方的にハルを嫌い続ける理由とは――？この作品はBF Series電子単話作品「オメガ・シンドローム　第1話～第7話」に描き下ろしを加え単行本で出版した作品となります。

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完結

オメガバース(BL)

詳細

簡単

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作品情報

ジャンル

： BLマンガ

オメガバース(BL)

作品タグ

：やりとりが可愛い / 不幸な生い立ち / 人物が魅力的 / 幸せな気持ち / 斬新な設定 / 発想が面白い / 素直な気持ち / 絵が綺麗 / 綺麗な顔 / 設定が面白い

※システムにて自動抽出したものを表示しています

出版社

：ジーウォーク

雑誌・レーベル

： BF Series

シリーズ

：オメガ・シンドローム

DL期限

：無期限

配信開始日

： 2018年2月16日

ファイルサイズ

： 46.3MB

出版年月

： 2017年12月

ISBN

：

9784862977328

対応ビューア

：ブラウザビューア

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レビュー

【単行本版】オメガ・シンドロームのレビュー

平均評価：4.6 127件のレビューをみる

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高評価レビュー

Ｈammy さん

(女性/－) 総レビュー数：596件

Ωってどうやって生まれたの？

ネタバレ

このレビューはネタバレを含みます▼ オメガバースなのに一般人はその存在を知らない、どころか極小の人しか知らない世界のお話です。
Ω自身の男性ですら妊娠してしまうなど信じられないところから始まります。
フェロモン・ヒート・男性との性行為・妊娠・出産・子育てまで事件を交えながらオメガであるとはどういうことなのかが細かく描かれています。
しかしそれだけなら高評価には繋がらなかったと思います。
素晴らしいのはオメガという性別がなぜ誕生したのか？主人公は男Ωとしての人類初の出産を果たすのですが、それを周りの人や世界はどう対応するのか？まで描かれているところだと思います。
4巻完結でそこまで描き切っているので少し足早な展開なのですが、良いところでフラグが立ち期待通りに話が転がっていくので爽快感の方が勝りました。

また今まで散々オメガバースを読んでいた身としては物語中のキャラ達が知り得ない情報をこっちが既に持っているというアドバンテージで一風変わった感覚を得ながら読んでいました。

読みながら男性が妊娠可能な世界観をこの世に生み出したのは腐女子なのかゲイなのか？という予てからちょくちょく考えていた疑問がずっと思考の前面に居続けていました。
もしゲイのかただとしたら切ないな〜と思ってしまうのです。
今作の中にもゲイのドクターが登場します。大変有能な上に主カップルを優しさを持って支え助け続けてくれます。ついつい彼の気持ちを慮ってしまいまた勝手に切なくなっていました。(彼視点のお話が番外編で読めます。コミカルで楽しく読めてちょっと救われました。)

けっこうハードな境遇のうえ次々に色々と巻き込まれてしまう主人たちですが、努力して幸せを掴む読後感良好な作品でした。

番外編の他に別CPのスピンオフが完結で発刊されています。
また子供たちが主となったスピンオフが単話にて現在3話まで出ています。
オメガバースとしての世界が少しずつ進んでいるのも読みどころなので続きがとても楽しみです。

16件

2022年10月13日

ニースさん

(女性/－) 総レビュー数：459件

新説オメガバ黎明期の愛と妊娠と家族

オメガバ黎明期を描く作品をあまり見掛けないので、とても新鮮でした。しっかりと練られたストーリーで、途中からグローバルな話になってきたけど、すんなり納得して読めました。父親にネグレクトされ、愛情を受けずに育った葛木さんが、愛されていたハルに最初は愛憎相半ばの感情を抱くのも切なかったです。でも葛木さんは父親よりも賢く自身の内心を分かっていて、ちゃんと大事な者を選び取る強さがありました！偉い！逆に、柵みに負けてハル父を裏切った葛木父は激しく後悔したのでしょうが、再会したときにはハル父の愛は全て亡き妻と息子に注がれていて、蘇る事はなかったのだろうなと思います。結婚していながら、ハル父を愛人にしていた時期もありそうだし、葛木父に子供が出来てハル父は限界になって逃げたのでしょう。多分、自分しか頼りがないハル父を、何しても離れていかないと甘く見てたのでしょうね。ハル父が亡くなってから、ハルに葛木父が関わってなかったのも、ハル父の遺言的な言葉があったのではと勝手に想像しています（そうでないとハルを引き取るとかやりそう）愛する息子に関わらないで欲しいとハル父に言われるくらいに信用されなくなってても、確かに葛木父は自業自得ですが（オメガの行動力や意思を甘く見てる意味では葛木父とクラークって似たタイプかも）そして、葛木父への葛木さんの対応はリアルと言うか、あんなの許せなくて当然だと思うし寧ろ施設に入れてあげて優しい、なんにせよ葛木さんは葛木父と違ってきちんと大事なものを自覚して行動出来るタイプなので、ハルと赤ちゃんと幸せになれると思います。3巻完結と思いきや、続編が出てラブラブ家族を見れるのも嬉しいです！ありがたい！読んで色々と描かれてない部分を想像するくらいに面白かったです、一気読みがオススメ☆

5件

2021年5月4日

MW さん

(女性/－) 総レビュー数：3303件

初めての(恐くない)オメガ出産育児書(嘘)

皆さーん、BL探してます診断しましたか？何故かあまり宣伝されてないんですけど(たぶん、特典が豪華すぎなので全員やるとシーモアさん足が出る)シーモアのBLのコーナーから、BL探してます診断をクリック、好きなBL傾向を選択すると診断結果のポスターが作成されるので、Twitterでシェア、さらにシーモア公式BLをフォローしてコミック大賞投票やらあれこれすればなんともれなく500ポイント貰えてしまうという、腐アカがある方は必ずやるのがよいイベント11月30日まで(私はシーモア宣伝部中の人ではありません)。その設問にですね、こういうのがあるんです。
“オメガバース” 推せる？地雷？
“妊娠” 推せる？地雷？
これ、BL読まない人でも誰でも参加できる診断なので、ある方が診断中、盛大なはてなマークでてたって話を聞いてウケてしまって、この作品読みながらそのことをまた思い出してました。そう、この作品のテーマはオメガバースと妊娠なんです！オメガくんの妊娠、出産、出産後の辛さ、新生児育児、についてこんなに正面から描いた作品、他に読んだことないです。だいたいのBLではあっという間に産まれてしまって、しかもすやすや寝る良い赤ちゃんばかりで(そんなのあるか？！)、置くと起きるスイッチとか新生児地獄のループで寝る間のない親だとか、出産前、後のエチ事情だとか、ここまで描いてくれてありがとう案件です。「初めての(恐くない)オメガ出産」と題名変えて流行りの出産育児エッセー漫画にしても良いのではないでしょうか。葛木と三谷の医学情報と監修付きで。
あ、もちろん出産情報だけでなくて、オメガバース黎明期に起こった混乱と陰謀のサスペンス色もある作品ですので、面白いですよ。番外編も出てます〜。

11件

2021年10月5日

ＴＪＫさん

(女性/50代) 総レビュー数：1563件

オメガバの世界への着眼点や発想が面白い

新刊の番外編集の購読にあたり、話についていけなくて（本編を読んだのが大分前だったので）本編を読み直して、ついでにレビューも未投稿でしたので同時にすることにしました。腐沼に落ちたてのあの頃は、読むことばかりに気を取られていたのでレビューは後回しにしていました。でもこうして再読すると、様々な作品を読んだ事で設定やストーリーの奥深さがよく分かって良い発見になりました。まず設定…オメガバースって、基本的なルールさえ守れば自由度が高い（のかな？）とはいえ「黎明期」というかなり斬新な設定。そして「Ω化を治す」という発想。大抵の作品では「そういう世界」という前提ありきなので、そもそもの設定に疑問を投げかけるような進め方はそれだけでも面白いです。そしてΩを巡る組織との攻防戦に発展するストーリーもスリルがありました。話を海外に持っていったのは、リアリティがあったと思います。それプラス、登場人物たちの家族のかたち・絆にスポットライトを当てて深く掘り下げたのも良かったです。葛城にしてもハルにしても込み入った家庭環境やら事情があって、バックグラウンドまで強固なプロットがある事を感じたし、過去と現在との絡ませ方も素晴らしかったです。４巻に出てきたオオシロ先生は、当て馬か否かの判断がつかないし、その上害があるかないかも微妙だけど確実に不穏な空気は纏っているしで、やたら気になりました。そんなオオシロ先生の登場のさせ方から動かし方まで全てが秀逸で、鮮やかな手法に楽しませてもらいました。

0件

2023年1月22日

アオさん

(女性/40代) 総レビュー数：443件

良かったです！

ネタバレ

このレビューはネタバレを含みます▼ 前々から、単話売り作品として、表紙は目にしていました。表紙は知っているけれど、なんとなく敬遠していたのですが、同作者の別の作品を読んだら、表紙の印象よりも好みの作風に驚き、こちらも単行本版で購入し「正解！！」という感じでした（笑）。
面白かったです。どろどろし過ぎでもないし、重い部分もあるけれど、陰鬱になり過ぎない、優しい空気がとても良かったです。
主人公の受けの性格がとても良いからだと思いますが、爽やかさすらありました。
敢えて、難を言うなら、もう少し、お互いに惹かれあう部分が細やかに描かれていたら良かったかなぁ～。パートナーとなってからの助け合いや絆は十分丁寧に描かれているので、その分、くっつくまでが事故っぽい流れのままだったので……。
尤も、事故っぽいくっつき方からじっくりパートナーとなって行く作品と言われてしまえばその通りなので、作品の評価を落とす点ではないのですが。
恋のドキドキ感がもうちょっとあったら嬉しかったかなという我儘な願望です。
オメガバース作品に慣れていると、「え？うなじ噛むの当たり前じゃん」とかついつい、先走りそうになります。オメガバースに慣れていない世界の人たちがワタワタする作品であることを念頭に置いて読むことがポイントかもしれません（笑）。

2件

2021年5月11日