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パーフェクトワールド(1)

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作品内容

インテリア会社に就職した川奈つぐみ(26歳)は建築会社との飲み会で、高校の時の同級生であり初恋の人・鮎川樹と再会する。樹にトキメキを覚えるつぐみだったが、彼は車いすに乗る障害者になっていた。「樹との恋愛は無理」。最初はそう思うつぐみだったが……。

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ドラマ化

「パーフェクトワールド」

【出演】

出演:松坂桃李 山本美月 瀬戸康史

【公開日】

2019年4月16日

映画化

「パーフェクトワールド」

【出演】

出演:岩田剛典 杉咲花

【公開日】

2018年10月5日

レビュー

パーフェクトワールドのレビュー

平均評価: 4.4 414件のレビューをみる

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高評価レビュー

沢山の人に届いて欲しい作品
自分も車椅子の家族がいた。紙書籍で読んだ時は、他人行儀な漫画としか思わなかった。電子書籍で読むと世界観に浸かれる気がする。

インテリア会社で働く川奈つぐみは、高校時代に片想いしていた鮎川樹と再会。樹は大学時代の事故で、車いすで生活する建築士になっていた。読み切りとして描かれた作品が、2014年から『Kiss』で連載され、ドラマ化と映画化もされた。

紙書籍で一番印象に残ったのは、障害のある息子を持つ親と、障害のある男性と付き合う娘を持つ親の価値観の違い。どの立場にいて、どういった経験をしたのかによって、人の考え方は形作られていく。それがハッキリ描かれていて興味深かった。
電子書籍で一番印象に残っているのは、樹の褥瘡(じょくそう)のシーン。車いす生活で下半身の感覚がなく、背中の傷を見たつぐみ。読者にも「恋愛」ではなく「生活」の現実を意識させる瞬間だったと思う。

障害が感動の為だけに描かれたものではなく、恋をしながら現実に向き合う二人の物語として描かれている。
読む人の立場や経験によって、受け止め方は変わる作品だと思う。他の作品同様、分かったフリや理解したつもりになるのは怖い。だけど自分の見方は少し変わったと思う。

ちなみに樹のヘルパーをする長沢は、最初はあまり好感が持てなかった。ユキの結婚式あたりから見方が変わった。
どれだけ尽くしても恋愛対象として見てもらえないどころか、面倒を見てきた相手が可愛い女の子と付き合い始めたんだから、それはイライラするかもしれない。面倒見の良さそうな年上のおばさんと付き合い始めてもイライラする。長沢も離婚したばかりだったことも気持ちを複雑にしてきたかも。
仕事だからやっているだけなのに好意を持たれる人もいる。当たり前のように受け取られて、どれだけ関わっても相手の人生に深く入り込むことができない人もいる。
幼稚園の先生をしている知人は「仲良くなっても忘れられていく〜」って酒を飲んで泣いてたし、芸能関係のスタッフをしてた知人は「名前を覚えてもらっても恋愛対象になるわけじゃない」って愚痴ってたし、水商売をしてる知人は「仕事だから笑ってるのに好きだと勘違いされる」って言ってた。職業に限らず、学校や職場でも似たようなことはありそう。尽くしても恋愛対象としては見てもらえない。長沢はそういうタイプの人かな、と思った。
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1件
2026年7月17日
いい作品だった
ネタバレ
このレビューはネタバレを含みます▼ 他サイトから読んで、一気に全巻読んだ。

最初はつぐみが好きになれなくて、なんだかイライラしたけど(笑)、恋愛ってそういうものかなとは思った。

「障害を持つ人との恋愛、生活、困難を乗り越えてすごい、感動」などとは軽く言えないなと感じた。作品ではあるけれど、現実に同じような方々が世界にはいて、暮らしている。丁寧ではあったけれど、描かれていない、描ききれない困難や問題はあるだろう。

いっとき、車椅子生活を送ったことがある。そのときの気持ちは主人公には及ばないが、できたことができない悔しさや絶望感は今でも覚えている。樹やバスケ仲間の方々の背景には筆舌に尽くしがたいものもあるだろう。

晴人の結婚もそう。どんな夫婦にも家族にも大変さはあるだろ。ナナちゃんの家族は、つぐみの父親のようには未だ行かなかったけれど、未来には受け入れてくれるといいなと切に思った。

先日、ホームセンターで樹つぐみ家族のような家族をみかけた。お風呂洗いの柄つきスポンジを見ていて、「この長さなら俺も楽にできそうだな」など車椅子の夫と会話をしていて、お子さんが「私はこっちがいい〜」とか微笑ましかった。妻は夫の意見を聞き「じゃ、これにしよっか」と。極普通の夫婦や家族の会話だけど、そこに至るまでの経緯は計り知れない。
この作品を読んで殊に感じた。

圭吾楓夫婦の話は切なく泣けてきた。
いま、眼の前に大事な人がもういない。受け入れがたいだろう。

障害を持つ方との結婚、不妊治療、特別養子縁組、障害を持つもの同士の結婚、生活、義足、車椅子サポート、バリアフリー、本当に様々な問題や課題が描かれていて、でも自分たちで選択して、周囲の支えに感謝して、人生を送る姿。
学びが大きかった。

まぁ、長沢さんが嫉妬でつぐみにぶつけた言葉から歯車は一旦狂ったとは思うけど(笑)、あの時のつぐみには受け止められなかったから仕方ない。受け入れてくれる近くにいる人が優しくて、平和にしなかったのもわからなくはない。傍からみれば、色々巻き込んだなとも思うけど、人は自分の思うようにしたいものでもあるなぁ、とリアリティがあった。

多くの方々に、フィクションが希望となることを願う作品だった。
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3件
2024年4月21日
いつもは分冊を購入してますが
ネタバレ
このレビューはネタバレを含みます▼ 最終刊のみ、分冊版とこちらを購入しました(その方が配信が早かった為)
最初の頃の分冊からずっと読んで来て(こんなに長編になるとは思わなかったです)
途中映画化になったりしましたが、原作には原作にしかない良さが有るので(独特なホッとする様な絵の空気感が有る)
この漫画を読み始めた時は自分もまだ健常者で、途中で難病が発覚して。
長いけど、1回最初から読み返した事が有ります。
何も解らない海にいきなりポーンと浮き輪無しで投げられた様なショック(鮎川さんみたく)から抜け出せず、漫画に手がかりと心の助けを求めて。
健常者で読んでいた時と今とでは見方が変わりましたが、
「こんな風に生きれたら」と思うけど、実際は色々中々難しい。毎日を生きていくだけでも精一杯。
鮎川さんの会社は理解が有ると思うし、子供を選択したシーンも、私は選択出来ないので(いつ養えなくなるかペットですら解らないから)
健常者の方は「良い物語でした!泣けました」で終わると思うけど、、病気の人(特に治らない系の)から見ると、
「羨ましい。でも漫画だから現実とは違うよね」と2通りの感想を持ってしまいます。
途中、結婚以降は読むのが辛かったけど、もうラスト付近まで購入してきたから最後迄見届ける使命みたいな感じで購入しました。
まだ怖くて読めてないけど、
覚悟が出来たら読みます!
2人を見届けたいと思います。
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4件
2021年5月9日
長沢だけ嫌い。ほかはとてもよかった
ネタバレ
このレビューはネタバレを含みます▼ 長沢は最低だったと思う。3巻あたりからの展開は本当に辛い。長沢が主人公を嫉妬心から傷つけ、鮎川との仲を裂くのマジで胸糞でした。主人公、鮎川、是枝がこじれたのは長沢のせいでは?いい人ほどこういうクズ女に好き放題される展開は辛すぎてこのへんで読むのを休んでいたけど最終巻が出たのでようやく全巻読みました。長沢が嫉妬心から主人公に言った言葉でこじれまくったしっぺ返しを8巻で食らうザマア展開にはスカッとしました。この展開は本当に上手いと思いました。長沢はまた誰かを好きになったら周囲を不幸にしそうなんで近寄りたくないタイプ。正直鮎川はこんな女のために涙流さなくていいと思う。弱ってる人につけ込んで自分の思い通りに事を動かそうとできるのは恋したから変わってしまった程度ではないと思います。根本が性悪なんだと思いました。長沢は最後まで自分本位で自分のことしか考えてないモノローグだったし。長沢と同じような立場だった是枝は本当にいいキャラでした。主人公と別れるとこは泣けました。ずっと主人公は鮎川とくっついてほしかったけど是枝でも良かったんじゃないかと思い直すほどいい男な別れ方だった。別れ方にその人の本質って出ると思います。物語全体としては鮎川を通していろんな事を考えさせられました。読んでよかった物語でした。先生連載お疲れさまでした。
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14件
2021年3月13日
涙無しには読めない!
ネタバレ
このレビューはネタバレを含みます▼ 10巻まで購入したけど、ひとまず9巻まで読んで一息つこうと思いました。
なんというか、壮絶過ぎて、二人の幸せが見たくて読み進めた感もある。
展開が早く、しかも波瀾万丈で、9巻まで幸せを噛み締める瞬間もなかった。
少し幸せそうにしても状況はすぐに悪くなって胸を締め付けられ…ジェットコースターのよう。
ドキドキハラハラして、心臓にあまりよくないし、幸せになっても「また悪いことが起こるんじゃないか」と先に予測して、覚悟して読む…みたいに守りに入りながら読んでしまうような。
幸せが怖いとはこのこと。
でも主人公の二人もまさにそんな風に感じているのではと思う。
主人公と読み手がこんなに感覚が近くなる漫画って今までなかったなって思った。
主人公も読み手もかなりいじめ抜かれる漫画は今には珍しく、でもだからこそ夢物語じゃないキレイゴトじゃない障がい者の人生が描かれているのかもと思う。
当たり前に過ごしている日常のありがたさも痛感する。
すごくすごく良い話だなと思う。
9巻でハッピーエンドにせず、さらに話が続くこともまた良いなと思う。
まだ先を読んでいないけど。
先が出てるのに読む前に今のこの気持ちを感想として残したかった。
こんなことも初めて。
ちょっと休憩したら、また続きを読もうと思う。
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3件
2020年4月6日

最新のレビュー

知らないことだらけ
ネタバレ
このレビューはネタバレを含みます▼ ドラマを見てからのコミックです。日ごろ特には深く考えたり感じたりすることがない、障がいを持っている方の気持ちや感情に気づかされました。またドラマも見たくなりました。
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0件
2026年7月19日

書店員・編集者などオススメレビューをピックアップ!

障害のある恋の行方は
編集 : 烏龍 (シーモアスタッフ)
川奈つぐみは取引先との飲み会で初恋の相手、鮎川樹と再会します。感動の再会も束の間、樹は大学時代に事故に遭い、車イスになっていました。岩田剛典×杉咲花W主演の実写映画化した有賀リエが描く障害を持つ人との恋愛について考えさせられる一作。もし自分がの好きな相手が障害を持っていたらあなたは…?

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