泣きました。
受けくん、攻めくん、そして家族の気持ちが直に胸に迫ってきます。
やはり不憫受けは琴線を震わせにきます。
マキネ先生も後書きでおっしゃっていますが、タイトルはマザーグースの“Rock a bye,baby”をもじったモ
ノです。
風がちょっとでも吹けば墜落してしまいそうな不安定さ、だけどたとえ落ちたとしてもちゃんと受け止めると断言する安心感が、まんまだわ〜さすがだわ〜と感心しきりです。
それにしても毎度のことながら、マキネ先生の描く受けちゃんの保護欲を掻き立てる不憫さには参ってしまいます。
高校生になっても子守唄を歌って安心した眠りにつかせてあげたい。
幼少期の恐怖心はそう易々とは拭えない。
そこを理解しつつ憐れみではない守りたい思いを、攻めくんが自身も手探りで、だけど確固たる意志を持って貫く所は惚れ惚れします。
大人になった受けくんにはモンブランの栗はもう必要なく、もっと小さな守るべき存在に与えるようになれたのでしょう。
2人で共に乗り越えたからこそ未来が明るい、ステキなお話でした。
セック スはいっぱいしています。
けれど、BLだからといって無理矢理差し込んだエッチではなく、お話の流れで必然性のある自然な行為として描かれています。
局所は見えません。または朝チュンです。
巻末の定点観測もオチ無しなのにすごく楽しめました。
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