波真田かもめ先生続けて読んでます。フォローしてる方がこの作品読んで波真田先生全買いしたとレビューされてて、すっごくわかる!これは良いです。波真田先生作品今のところの私的ベスト3は、113シリーズ、たまゆら、恋ヶ窪 ですね。
血の繋がらない
19歳年下の甥っ子 泉水×ゲイのフリーライター 充(39歳) 同居話です。
弟の奥さんが亡くなってしまい、遺された連れ子で血の繋がらない小さな泉水と弟と3人で同居し、泉水の面倒をみて幸せな時を過ごしていたのもつかの間、弟も事故で亡くなってしまう。充、泉水とふたりだけの生活になり、そのうち泉水も大学進学のため家を出てしまう。2年後、大学の都合でまた同居を始める、ところから、お話始まります。ここまでの経緯で単行本一冊くらい描けそうですよね。(別作者さんで最近7巻で一応完結した作品を思い出してしまいました。。)この経緯をモノローグと写真で少しずつさらっと説明したり、作中の追憶場面を差し込んだりしながら、メインストーリーではいきなり本筋に入って一冊で終わらせるところが波真田先生上手だなーと感心してしまいました。(あ、もちろん長編でゆっくり時と成長と共に変わってく感情を追っていくあの作品も好きですよ!)
だからといってお話始まったあとの展開がすごく早いわけでもないです。充目線でポツリと呟く戸惑いながら惹かれていく気持ちが丁寧に効果的に描かれてて、私もウズウズします。泉水に聞かせてあげたい。。39歳なのにちゃんと体型に気を使って綺麗にしてるところも素敵。19歳差には見えません。人の気持ちを考える良い子に育った泉水が昔からずっと好きだったのも納得。郡司くんも良い人でナイスアシストでした。波真田先生の作品は良い人ばかり出てきて大事に毎日を生きることが描かれていて読後感とても良いです。オススメします〜!
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