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ケーキの切れない非行少年たち 9巻
10巻配信中

ケーキの切れない非行少年たち 9巻

720pt/792円(税込)

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作品内容

精神科医の六麦は、少年院で知能に問題がある少年少女を見てきた。彼らにはある一定の傾向があり、問題を抱えながら更生を進めている。恋人から教わり覚醒剤に嵌まり込んだ大西瑠花だったが、少年院での暮らしで更生できるか、その姿を描く――。そして、窃盗を繰り返し少年院へ入った三鉢友典のケースも収録! ――更に話題を集める第9巻!

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レビュー

ケーキの切れない非行少年たちのレビュー

平均評価:4.5 89件のレビューをみる

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高評価レビュー

私達にできることは、まずは「知る」こと。
ネタバレ
このレビューはネタバレを含みます▼ この作品を読んで、「境界知能」という言葉を初めて知りました。「境界線上の人々」の生きづらさ、周囲からの理解の得られにくさを知れば知るほど、いたたまれなさに胸が痛くなります。実際に起きた事件を通して、加害者の人間像を深く掘り下げていく構成です。公衆トイレで出産して赤ちゃんを殺害した女性の話が、個人的には一番印象に残っています。実際の事件では、多目的トイレで出産後、赤ちゃんを殺害。公園に埋めた遺体が1年後に発見されて逮捕されています。一般的なメディアは「赤ちゃんの殺害方法の残酷さ」や、赤ちゃんの遺体を紙バッグに入れたままカフェに行き、ケーキや飲み物の写真をSNSにアップするなどの「行動の異常さ」ばかりを強調して、「考えなしに妊娠して、行き当たりばったりに赤ちゃんを殺害した馬鹿な女」のような報道ばかりでした。私自身もその報道を鵜呑みにして、そのニュースを見る度に加害者に対して憤っていた記憶があります。しかしその後、某誌の詳細な取材記事で加害者が境界知能であり、今までの報道から抱いたものとは全く異なる事件の様相を知ることになり、強い衝撃を受けました。境界知能について知らなければ、こんなにも事実とは異なる報道になるとは…。ちなみに加害者側は判決後に控訴していますが、それは刑を軽くしたいからでは決してなく、加害者が境界知能であることを理解した上での判決を希望しているからです(専門家による境界知能についての説明と、加害者には「特別な配慮が必要」との提言を無視した判決になったため)。報道にせよ判決にせよ、同じ過ちを繰り返さないためには、まずは境界知能について私達みんなが知ること、理解することだと思います。この作品が一人でも多くの人の目に留まり、境界知能についての認知と理解が深まることを願わずにはいられません。
いいね
5件
2023年7月21日
興味深い
ネタバレ
このレビューはネタバレを含みます▼ 非行少年たちの軽度な知的障害についてスポットを当てたお話でした。
非行少年の中でも、今は知的障害とされないがかつては知的障害とされた境界知能の子供たちが、社会生活で困ったり行き詰まったりしているのにも関わらず助けを受けられなかったことで犯罪を犯してしまうという実例をたくさん挙げています。
みんな、犯罪を犯したくてそうなったわけではないのだなと感じました。
少年院での生活や更生プログラムを経ても、社会の荒波はそんなに優しいものではなく、また戻ってきてしまう子供も多いのだなと痛感しました。
発達障害や知的障害がある子が一定数いて、そういう子たちがいじめに遭ったり、親から強い叱責や暴力を受けることで新たな犯罪を生むこともあるのだなと思うと怖いですね。
助けてあげたい気持ちもある。でも他人の子なら尚更そこまで責任も持てない。同情するけど、自分の家族が被害者だったらと思うと厳しい目も向けてしまうだろう。
社会の中でどう対応して行くのが良いのか、考えさせられるお話でした。
いいね
11件
2022年2月10日
大人である自分自身をも振り返りたくなる
最初は少年が犯罪を犯す背景とはどんなものかという興味で読み始めたけれど、読み進めるうちにだんだん大人の自分の心理についても気になるようになりました。ストレスを抱えた時に自分はいったいどういう行動に走ってしまうのか。子供の頃の体験が影響してはいないか。自分の行動ひとつひとつの裏にどういう心理が働いているのか。犯罪こそ犯していないけれど、果たして自分は本当に「問題のない」人間なのか。そんなふうに、立ち止まって自分を振り返るきっかけになりました。たとえ知能の問題や発達障害を抱えていなかったとしても生きにくいこの時代、それでも生きていかなければいけない私たちにヒントを与えてくれるような作品かもしれないと感じます。
いいね
6件
2021年9月9日

最新のレビュー

脳って
本当に不思議な部位?散々っぱら悩んだ挙げ句それは脳の障害で同仕様もありませんとなると、さてどうなる?どうする?深すぎて何も言えないです。
いいね
0件
2025年2月12日

書店員・編集者などオススメレビューをピックアップ!

少年院・医務室の驚きのストーリー
設計:人参次郎(シーモアスタッフ)
ケーキを三等分できない凶悪犯罪少年少女たち。要鹿乃原(いるかのはら)少年院の医務室で働く精神科医・六麦克彦(38歳)は昼食時にテレビから殺人ニュースが耳に入る。その事件の容疑者は、田町雪人。彼は4年前に出会っていた元入院少年の一人だった。当時は16歳で、どこにでもいる普通の少年で、軽度知的障害の彼は感情を表すことが苦手で、語彙も乏しく言いたいことがすぐに言い出せない。常にイライラとして落ち着かない性格だった。しかし、そんな彼にも、徐々に変化が現れて、次第に明るい表情になり、自然の笑顔を出せるようなっていく。そして、模範生として出院したが…。精神科医・宮口幸治先生が実体験をもとにした原作を、「七匹の侍」「『子供を殺してください』という親たち」の鈴木マサカズ先生がコミック化した衝撃の話題作。

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