私的引き出し多すぎでしょう大賞受賞のニッケ先生。この作品は好きなのは読む前から分かりきってるので、読んでしまうと読み終わってしまって寂しいから積読してましたが、新刊の傑作吸血鬼もの「寄宿舎の黒猫〜」発売記念で一念発起して読了。あ、「寄宿舎の
黒猫〜」を読もうか悩んでる方がいたら(フォローしてる方も悩んでるようでしたが)、ひとりひとりに糸電話で伝えたい。絶対に読むのが良いですよ!今年度の賞レースにあがってきますよ!
さて、この異国ファンタジーシリーズは、登場人物が重なること多いし、常夜を先に読んでしまうとネタバレ的なこともあるので、「〜地図にない国」→「〜常夜の楽園」の順番でぜひ。「〜地図にない国」は読み放題で読めます。素晴らしい。
前作を読んでる人にはすぐわかるんですけど、森羅万象に興味津々のシンが鼻をつっこみ語り部となってお話が進みます。ポイントはここでもシンがメインCPではないこと。前作舞台の隣国ターキアにて、私塾に通うアマル×私塾の先生のヤシュムの曰くありげなCPがメイン。このふたりのお話もさすがニッケ先生、二転三転で読ませますし、途中で読み返すこと間違いなし。
シン自身の物語は別にあるようで、読了後レビューみたら、かなりの人が作品本編の感想もそこそこに、まだ描かれていない3作目への期待で満ち溢れていて笑ってしまいました。かく言う私も。。。間違いなく3作目で本丸登場ですよね。楽しみ。
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