今年最後のレビューですね。ラストを飾るのは独特の想像力溢れる世界観と絵柄の作品、これで初単行本なんですか?!びっくり。あるライターさんの今年発行BLベスト10リストに入っていて知りました。(あ、フォローしてる方も読まれてましたね!) レビュ
ーまだ少ないけどもっとたくさんの人に読まれるべき作品だと思う。
物に与えられた物に命が宿り、生物の形に変化する世界、楽器は数少ない名付けてよいモノで、ヘビがフルートになったり、ウサギがバイオリンになったりする。どうやらよく物を壊しやすいそそっかしいバイオリン専攻の音大生くん、ナナシのバイオリンを壊してしまって実技試験のために新しいバイオリンを買いに楽器屋へ行ったら、かなり変わったバイオリンを見つけて、、という始まり。
生物から楽器へ変化する曲線を上手に使った絵がほんとうに素晴らしい。名持ちがナナシになるとどうなるのっていう不思議な設定も切ないBL展開に上手に組み込まれてます。表紙カラーや次のカラー絵みて、ピンと来た人は是非読んで〜!
気づいたら今年1200件近く読んでレビューしていたみたいで、BLで始まってBLで終わった一年でした。コロナのせいで厳しいこともあったけどBLにどっぷりハマれて幸せでした。描き続けてくださる作家さんに感謝です!レビュアーの皆さまも御身お大切によいお年を〜。来年もレビュー楽しみにしています!
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