「僕は君の絵が 好きなんだ!」
それぞれの名を用いて王都の絵画コンクールに出品することになったトウゴとライラ。
だが、コンクールは思わぬ事態に陥り、さらに裁判へと発展……!?
シリーズ累計発行部数70万部突破!
無自覚な愛され少年の“お絵描き”ファンタジー・第11巻!
「トウゴ・ウエソラ」の名前で自らの絵を王都のコンクールに出品した無名の画家・ライラ。
「多くの人が見る場所に 自分の絵を飾りたい――」
ライラの絵を描く原動力はなんなのか、そして承認欲求とはどのような気持ちなのかを探るべく、トウゴもライラの名を借りて出品することを決意する。
絵画の制作を通してライラと対話を重ねていくうちに見えてきたのは、〝実力が伴わず、評価のみを享受する貴族たちと、名のある貴族たちの作品ばかりを展示する美術館の在り方”だった。
雇い主であるブロンパ家の名誉だけでなく、自身の画家人生を終わらせる覚悟でコンクールに挑むライラに、トウゴはある秘策を思いつき……?
無自覚な愛され少年の“お絵描き”ファンタジー・第11巻!