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青年マンガ
ようきなやつら 1巻
1巻配信中

ようきなやつら 1巻

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作品内容

【むかし、どこかに半分置き忘れてきたお化けの魂。ここにあったのか。 京極夏彦】WEB上で話題騒然の岡田索雲妖怪読切シリーズ、待望の単行本化!! 描き下ろしの表題作『ようきなやつら』40P収録!!怪異なのは、この物語か。それとも、我々が生きるこの世界か。

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レビュー

ようきなやつらのレビュー

平均評価:4.4 13件のレビューをみる

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高評価レビュー

切り込んでるけど、面白さとセンスで読める
ネタバレ
このレビューはネタバレを含みます▼ 予約までして紙で手に入れたものの、読んですぐにレビューする気持ちになれなかった作品です。
妖怪シリーズをまとめた短編集ですが、1つ読むのに心が持たず、何日かに分けて読んだ作品がありました。
ようきなやつら、とありますが妖気はありますが陽気な話ばかりとは言い難いです。前半はけっこう陽気ですが。

一つ一つテーマがあり、立ち止まって自分はどう考えているか改めて問いたくなります。
描きたい気持ち、世の中にぶつけたい気持ちがとても強い先生だなと感じます。
先生が世の中を洞察し、漫画を通してこれから何を投げてくるのか、目が離せない気持ちになります。

とはいえ普通に読んで面白く、よくまとめられた1冊です。
描き下ろし『ようきなやつら』を最後に持ってくることで、少し心が和らぎ不思議な読後感。
そして、まさかのあのキャラクターでパロディ。
そのセンスに、ちょっと驚かされました。

妖怪とか、昔話とか。
人が無かったことや見ないようにしている部分を忘れさせないためのものでもあると思うので、妖怪という表現方法は頷けました。
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14件
2022年9月6日
様々な話があるが印象に残ったのは追灯
ネタバレ
このレビューはネタバレを含みます▼ 「ようきなやつら」というタイトルですが、内容は陽気な話ではありません。妖怪が登場しますが、性的合意や入管問題なと社会問題が多いです。
特にカッパの子が出る話や関東大震災を題材にした「追灯」は現代に繋がる問題であり、悪意あるデマや偏見、差別がやがてはジェノサイドへつながります。
作中の少年も父親が殺害された後、自身も殺害され、身体を灯篭が乗っ取った形となっています。
ちなみに関東大震災の虐殺は間違えて殺害された日本人や中国人もおり、伊藤野枝や大杉栄のように無政府主義的な活動をしている人が殺害された例もございます。この物語は差別をテーマにした話です。オススメしないという人もいますが、私はぜひ人に勧めたい話です。
いいね
1件
2023年7月9日
これはすごい
鎌鼬の試し読みとタイトルに惹かれて読み進めたら、本当にびっくりした。取り上げられた各種テーマもそれを作品として昇華したレベルの高さからも、もっと読まれるべきだと思うものの、論議や誤解を招く要素も多く悩ましい。
個人的には高校生の倫理やディベートなどで取り上げて欲しい書籍と感じた。アクが強くて物議を醸すかもしれないが、あの瑞々しい時期にこれを読むと良くも悪くも一生忘れないと思う。そして大人になった時に日常で思い出してさらに考えて欲しい。
でも追灯は色が濃すぎて直情型の嫌韓を不必要に呼ぶのが悩ましい。
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2件
2023年11月2日
妖気なやつら。
鎌鼬を試読して訳の分からない魅力に抗えず購入。正直とても怖い作品でした。どこかアンニュイでユーモラスな妖怪キャラたちが、現代社会における人権問題を物の見事に浮き彫りにしていきます。人間の本質の弱さとふてぶてしさ、とりわけ子供を産めない男たちの弱さとふてぶてしさが描かれている作品だと思います。『峯落』には女性なら誰しも感じた事のある不条理が分かりやすく描かれてます。個人的に爆笑したのは『忍耐サトリくん』この先生、いろいろ忍びすぎ笑。
いいね
2件
2025年1月28日
驚ろきました
ネタバレ
このレビューはネタバレを含みます▼ 力のある作家さんですね。誰かを傷つけて自分達の居場所を作る的なことが大なり小なり世界中で起きていますが、集団心理の恐ろしさは悩ましいです。怖いものみたさで読みはじめましたが、まっとうな心を持つストーリーの主役達が辛い目にあったり、ままならない状況に悩んだりしながら、最後は前を向く選択をしているのかな。私は勇気をもらいましたよ。
いいね
1件
2025年4月28日

最新のレビュー

重いテーマを描くと手に余っている印象
ネタバレ
このレビューはネタバレを含みます▼ 232ページ。
最後に入っている表題作が、アベンジャーズの趣があって楽しかったです。実際に描かれたのは最後でも、話ができたのはこれが最初だったそうです。こういう路線で全部行ってほしかったな〜。
同著者他作品を読んだことがあって面白かったのでこちらも読んでみましたが、問題提起感が強すぎて趣味に合わなかったです。妖怪を妖怪としてでなく、人間の戯画として都合良く使っている。人の現実と妖怪を重ねる、そういう手法もアリとは思っていますが、今作は著者の主張が強すぎかつ思考の深さこなれ方が足りない印象。手に余るテーマを妖怪を利用して表に出したという感じです。そこにエロ系ネタがちょこちょこ入るのが個人的に不快で、厳しめの星2。
以下、各話覚書。
〜〜〜〜〜
・『東京鎌鼬』
これ、女の方がひどいよねぇ……女の不安はわかるけど、この男を選んだのは女なのにひどい裏切りだと思う。
・『忍耐サトリくん』
これが一番良かったです。心の中で何を考えていようとも、この教師、教師として振る舞おうという意識があるし実際にサトリくんに声をかけたりと、よくやっていると思う。ただ、心の中で考えている内容に性的なことを持ってきたのは趣味じゃない。
・『川血』
河童の夫婦がこの子を迎えた経緯の方にドラマがありそうだけど、そっちは描かれてなくてかなしい。
・『猫欠』
メッセージ性が強い。猫であることにも妖怪であることにも必要性を感じなかった。
・『峯落』
えっ……これで終わり……?せっかくのフィクションなんだから、あのジジイに制裁をくれよ!
・『追燈』
関東大震災時の、朝鮮人虐殺についての話。私は「なかった」とも「言わない」スタンスですが、「弱者利権」のやり口にも閉口しているタイプです。比較的福祉であるとか平等であるとかの「美しいこと」に価値を見出す人間だからこそ、詳しいことを調べては、「美しいこと」を利用する人々の在り方に肝を冷やすという。で、この話はかなり一方的に、センセーショナルに、「非道な行為」を強調して描いています。なぜそれが起きたのか?という部分は排除された、完全悪として。詳しく述べ始めるとキリがないので、「弱者」「少数派」は決して「イコール善」ではない、とだけ。
いいね
2件
2025年10月24日

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