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不可逆性の向日葵 1【シーモア限定特典付き】
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不可逆性の向日葵 1【シーモア限定特典付き】

741pt/815円(税込)

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作品内容

【著者カラー原画を収録したリマスター版!】両親とうまくいかず、18で家を出た兄・直生(なお)が事故で亡くなった。博生(ひろき)は兄の遺品を整理するため、彼が恋人・美郷(みさと)と暮らしていた家へ行くことに。すると、なぜかそこには『生きている』兄がいた。どうやら、博生は過去へ時間を飛んだらしく…? 自分と、兄と、その恋人と。奇妙でせつない季節が始まる――。

※本コンテンツには、コミックシーモア限定特典が付与されています

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レビュー

不可逆性の向日葵のレビュー

平均評価:4.6 39件のレビューをみる

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高評価レビュー

真夏の真昼の向日葵と幻
ネタバレ
このレビューはネタバレを含みます▼ 日高博生は、8つ年上の兄•直生が交通事故で亡くなる直前に電話をもらっていました。直生は吃音があり、学生時代に家を出て卒業してからは男性と暮らしていたため、両親とも弟の博生ともほとんど交流が無く、博生は兄からの最後の電話にも出ませんでした。その博生が荷物を引き取るために直生の暮らしていた部屋を訪れます。夏の暑い陽射しに眩暈を起こしかけた博生は、そこで腕いっぱいの向日葵の花を抱えた直生と鉢合わせします。博生はいつのまにか6年前にタイムスリップしていたのでした。博生は兄の部屋を何度も訪ね、訥々と語る兄の話から兄がパートナーに愛されて夢をもって前向きに生きていたことを知ります。こちらの1日が元の世界では数年にあたり、兄が事故に遭わないように注意するか迷ううちにタイムリミットは過ぎてしまうのでした。2年後、宅配会社に就職した博生は、兄のパートナーだった美郷の店に配達で行くようになります。そして8年前の不思議な夏のこと、直生という人間について話すようになります。家ではいつも自信なさげにひっそりと俯いて生きていた直生が、恋人の側で向日葵のように、すっくと明るい未来を見つめていたことを博生は知るのでした。決して過去へと流れることのない時間という不可逆な流れの中で、あの夏の向日葵がくっきりと浮かび上がります。完結が待ち遠しいです。
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3件
2025年1月2日
心が震える作品
ネタバレ
このレビューはネタバレを含みます▼ 未完です。この一冊はプロローグで、これからBLになっていくのでしょう。なので、まだBがLしてません。でも、この一冊で完結してしまっても、自分的には満足したと思います。
不可逆性の向日葵は、主人公博生の亡くなった兄を象徴、もしくは兄直生そのもの。家を出て男と暮らしていた8歳年上の直生が亡くなり、博生が遺品整理にアパートを訪ねるところから始まります。亡くなった兄のアパートから現れたのは、紛れもない兄の直生で、博生は兄のアパートを訪ねる度、過去の兄と会うという不思議な体験をします。その中で、「家を出て男と暮らしていた」兄の、生身の感情や生き様に触れるのです。それは、博生だけの体験ではなく、直生と同棲相手の美郷も共有していました。博生の気持ちと近づいても、不可逆性の向日葵にもう触れる事は出来ない。残された者は後悔や、癒しや闘いを続けるのです。もう、生死が苦手という事ではなく、生きている人達の気持ちに泣けました。後悔しても未来は過去を変えられないので、今を大切にするしかないのだと。何気ない毎日や家族を思うと、涙が出ます。
これから、続く先、完結した時に、またレビューを書きたいと思います。
いいね
10件
2022年9月22日
夏の静かなざわめきが耳に残る秀作
タイトルがとても魅力的だけれど難しそうでなかなか読めなかったのですが今日意を決してみました。

とてもとても丁寧に作り込まれたストーリーです。
死んでしまった兄を、弟の視点恋人の視点で語られてゆくファンタジー。
どこまでも夢の中の話のようで何かフィルター越しにしか触らせて貰えないもどかしさを感じます。
不思議すぎるけれども描写が上手いのか振り返れば自分にも起きそうな気がする。

忽然と心に空いてしまったその人のいた場所を守りたいのに守れないもどかしさ、もう何をどう足掻いても取り返せない過ぎてしまった時。
やはり、時は取り返せないはずなのに。
何のためだったのか。
色々な事にまだ疑問を感じてしまいます。

重く深いテーマですが、ひまわりが美しい事や絵が爽やかであること、夏の照り返す生命力溢れる日差しが読み進める後押しをしてくれました。

ぜひ続編が欲しいところ。
BLに囚われず、たくさんの人に読んでもらいたい作品です。


**238ページ**
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20件
2023年5月7日
あとがきまで読んでスっとしました
「これは…どうやってお互い恋愛を始めるんだろう…」と首を傾げながら読み始めました。
亡くなった兄の恋人との恋愛って、弟側からはともかく、兄の恋人側だと「亡くした恋人からその親族に乗り換えるってどうなの…?」とどうしても軽薄さが滲んでしまったりするので…
途中、「実は恋人ではなく、心の拠り所として同居していただけなんだよ、って展開…?」と自分に良いように考えてしまう瞬間もあったのですが、作者さんが毎話丁寧に登場人物の背景の描写に費やしてくださっていたので、状況をすんなり受け入れながら読み進めることが出来ました。
あとがきを読んで、その部分のしこりは作者さんも同じだったようで、ストーリーの進め方にも納得です。
今後の落とし込み方への期待値がぐっと上がったので、続刊が今から楽しみです。
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3件
2022年11月17日
4.5☆
とりあえず1巻、なんかSFファンタジーっぽいなって思って読んでみたけど...この作品は思ったより深い!最初の出だしでこんな感じかなとか予想してたのと全く違う展開で、ハッピーエンドですぐ終わるような作品ではなかった。そして絵もとても良い、さらっとした絵ではあるけど美しい感じが良い、眼鏡イケメンお兄さんタイプも良いし、日高兄弟も良い。兄は儚い感じで弟は少し擦れてる感じが可愛い。お日様に向かって凛と咲く向日葵、吃音症で何をやっても上手くいかず下を向く兄と幸せで愛されていた兄、何かが足りなくてトゲトゲしている不器用な弟、全てを包み込んでくれるような温かさの美郷さん。おすすめの作品です。続きが楽しみです。とりあえずの評価は4.5☆
いいね
2件
2022年10月26日

最新のレビュー

戻らない日々のなかで、生きるということ。
ネタバレ
このレビューはネタバレを含みます▼ 作者さんのコメントからすると、続きがあるんですね。
個人的にはこの一冊で完結してもいいくらい満足でした。

時間は逆には流れなくて、やらなかったことはもうすることができない。見ようとしなかったものは見えなくて、伝えられなかったものは伝えられない。
作中でほんの少しだけ奇跡が起きたけど、兄と主人公の人生が重なっていた時に、それが出来なかった事実は変わりなくて。
それでも、まだ生きている者は生きなければいけないし、むしろ戻らないからこそ、必死に見て、伝えて、動いて、生きなければいけない。
兄が精一杯に兄の日々を生きたことが、主人公が精一杯に自分の日々を生きなければという強い思いに繋がるところが、素晴らしかったです。
いいね
1件
2025年4月27日

書店員・編集者などオススメレビューをピックアップ!

想いが結んだ不思議
制作:八福神(シーモアスタッフ)
緒花先生が描く真夏の不思議なお話です。疎遠だった兄の遺品を引き取るため、兄と恋人・美郷が暮らしていた部屋を訪ねた博生。死んだはずの兄、兄の元恋人。そして弟。博生と美郷という、失った存在への想いを分かち合う不思議な関係性がゆっくり丁寧に描かれます。今を生きる二人による再生の物語です。

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