桃山先生、3冊目。
短編集。
『この世界で〜』→『恋の中』と読んだので、新しい作品から遡ることにしました。
この短編集も面白かったです。
どの作品にもタイトルが響きます。
どの作品も、「恋」と言っても1つも同じものはないなと感
じます。
恋をしているんだと簡単に言えなかったり、言わなかったり、無骨だったり不器用な男性たちでした。
男性らしい可愛らしさ、憎めなさで、とてもリアリティがあると思います。
好き嫌い分かれそうな、ビターな関係の2人も居ます。
他の作品にも言えることですが、ハッピーエンド良かったね!ではなく、ちょっと苦味が混じるのが自分の好みと一致します。苦味強めだけど甘さも残るブレンドかな。
シリアスさも、コミカルさも詰まった1冊でした。
デビュー作で「お前のラブはゼロのラブだ」と言われたそうで、ラブ多めで頑張ったそう。
その結果この渋さな桃山先生が、ラブだよ!!
もっとみる▼