このレビューはネタバレを含みます▼
呪われた侯爵を癒しの力で治し不遇だったヒロインが幸せになり、彼女を虐げた人々は破滅ってのはよくある話。屑家族は早めに自滅してくれます。問題なのは癒しの力。一番治癒効果が高いのが体液交換で、治癒能力を高めるには他の能力者と褥をを共にする事。この世界では治癒能力者が治療名目で他人と交わり、自身の能力向上のために他の能力者とまぐわう事を是としています。この世界観で言うならヒロインを独り占めして治療を受ける侯爵と元の能力値が高いとはいえ能力向上させないヒロインは自分勝手に思えます。周囲から冷たい目で見られるのも納得。呪いによって敵味方関係なく〇しまくった侯爵が周囲から忌み嫌われ、治癒能力を持つ妻を得たとたんに手のひら返しクルーちやほやでその態度が鼻につき冷たくする。そしてまた嫌われる。侯爵の気持ちも十分わかるけども自業自得と言いますか。ヒロインもヒロインで侯爵の呪いが完全に解けずどうししたらいいのとめそめそめそめそ。じゃあ能力者たちと寝れば?というのが個人的意見。むしろ治療を積極的に行い、他能力者とまぐわい能力を向上させるヒールキャラの女性のほうが逞しくまだ好感が持てます。内情はどうかわかりませんが周囲の目も〇乱ねーなんて言う人はいなく、逆に積極的に治療するのが素晴らしいと好意的。ですが後でヒロインだけが特別で侯爵への想い+お花の力wwwで他人と交わらなくてもOK!という話の流れになり興ざめ。そういった世界でもヒロインだけはト・ク・ベ・ツ(ハアト、身体は清いのよって、ねぇ。これまでの治癒師の努力とかつらさとか考えてみたらなにそれって感じです。