電子コミック大賞2025
漫画(まんが) ・電子書籍のコミックシーモアTOPBL(ボーイズラブ)マンガBL(ボーイズラブ)マンガ 徳間書店 Charaコミックス Chara 主人公にはなれないけど主人公にはなれないけど【おまけ付き電子限定版】
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BLマンガ
主人公にはなれないけど【おまけ付き電子限定版】
1巻完結

主人公にはなれないけど【おまけ付き電子限定版】

800pt/880円(税込)

会員登録限定70%OFFクーポンで
240pt/264円(税込)

作品内容

【電子限定版】おまけ「キャラクター設定集」収録。

幼い頃からずっと隣にいる幼馴染みに、
長年片思いしている大学生の文哉(ふみや)。
セフレは作っても恋愛感情がわからない
という海斗(かいと)にとって、
一番近い存在は自分のはず――
そうして恋心を隠し、
“幼馴染み兼親友”の立場に甘んじる日々だ。
ところがある日、大学の先輩を紹介される。
海斗が同性に懐くなんて珍しい…。
不思議に思った矢先、見つめるまなざしの中に
淡い慕情を見つけてしまって!? 

閑静な喫茶店で紡ぐ、
全員片想いの青春グラフィティv

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レビュー

主人公にはなれないけどのレビュー

平均評価:4.8 28件のレビューをみる

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高評価レビュー

愛!
ネタバレ
このレビューはネタバレを含みます▼ 桃子先生が止まりません。
これまで読んだ2作品が大当たりだったから、3作品目のこちらは値下げされているのを見て秒でポチりました。

喫茶店でバイトをする大学生の文哉と幼馴染の海斗と一花。海斗の大学の先輩諒、喫茶店の常連客有島さん。
実は読み始めてすぐの頃は、見事なまでの片思いの連鎖になんだこのザ・漫画的設定は(漫画だけど)と思ったんですけど、蓋を開けてみたら涙なしには読めない切なく深い恋物語でした。
誰を主役と見るかは人それぞれでしょうが、私は文哉と海斗の2人だと思って読んでいました。ただ有島さんと一花も必要不可欠な人物。有島さんすっっごく好きです。桃子先生と同じ、私が文哉なら有島さんを選ぶ。一番感情移入してしまい、Last sceneの最後は切な過ぎて涙。
一花はさっぱりしているけど愛情深く魅力溢れる女の子。一花のセリフやモノローグで刺さった言葉がたくさんあります。文哉と海斗も精神的に一花にかなり頼っているのが分かる。
そう考えるとこの中では諒がちょっと霞んでしまうかも…というか少々都合良いキャラとして使われてしまったなあという感じがします。海斗の本命というのも一花を好きだというのも、その設定に無理やり嵌められた印象。個人的感想です。

家庭環境の影響は大きいですね。人を愛することなど真剣に考えてこなかった海斗と、交際していても引け目を感じてしまう文哉のすれ違いが切なくて。でもここでも一花が立役者となります。こんなに賢くて与える愛をいっぱい持っている子が恋愛苦手なんてもったいない。きっと素敵な恋ができると思うんだけどなあ。

一花の言葉で哲学者になってしまった海斗(笑)
「愛とは」と考えること自体が彼にとっては大変化。
文哉にあらゆるものを「あげたい」気持ちも愛
一花の、文哉と海斗を眩しい気持ちで見つめるのも愛
有島さんの身を引く愛。家族愛。
愛の形は様々だけど、作中から愛を感じるとやっぱり優しい気持ちになるし感動します。
これからゆっくり皆様のレビューを拝見し色々な考えが聞きたいなと思っていたのですが、レビュー数少ないですよね。タイトルの見解とか、誰に一番共感したかとか、この作品は特に人それぞれの想いを聞いてみたいので今後もっと読む人が増えてくれると嬉しいな。
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0件
2025年11月13日
絡みあった恋愛群像劇
ネタバレ
このレビューはネタバレを含みます▼ 諸々含めて300ページ超えの、登場人物5人を巡る片想い。
桃子すいか先生のやわらかいタッチで、しんどい恋が優しく誠実に語られていきます。
誰と誰がどうなるかのネタバレは、知らない方が断然、結末の温かさに感動すると思います。

祖父の喫茶店を手伝う大学生の文哉くんには、人生の宝物のような幼馴染が二人いる。可愛くて聡明でパキパキとした女の子の一花ちゃんと、身体だけの相手が絶えなかったイケメンモテ男、海斗。文哉くんは人のことをよく見て、よく気が付くタイプの優しい男の子。三人とも、相手との関係を大切にしてきたことがよく分かる、とても素敵な幼馴染。
そこへ加わるのは、海斗が大学で知り合った明るくて気のいい先輩の諒くんと、喫茶店常連で建築士の有島さん。有島さんは学生たちと比べて少し大人な分、言葉掛けが優しく、分別と良識のある頼れる男性。いつでも文哉くんのことを気にかけてくれる、心の大きなひと。

胸がぐちゃぐちゃになるような恋愛は、物語として読むのにもエネルギーがいる。でも読み始めたらあっという間。一花ちゃんの視点回では各々の人物像がその解像度をぐんとあげ、また、有島さんの立ち位置的な切なさと想いを感じる場面では、グッと物語に深みが帯びた。それぞれの片想いが絡み合うさまに、ぐんぐんと引き込まれていってしまった。ひとりひとりの感情がとても丁寧に描かれているので、それはもう、表紙の三人の、誰が主人公でもおかしくないと思えるほどに。

育ってきた環境が与える影響は誰にとっても大きく、愛にまつわるそれらは時に呪いのように纏わりついてくる。優しいだけではない恋愛の側面と、しんどい内容にたまらず涙する場面もありましたが、後味が優しく爽やかなのは、この作者さまならでは。
読み応えのある、温かい、愛のあふれる作品です。そしてあのカットから始まる、描き下ろしが秀逸。おすすめ!

※番外編読切が7/18に配信。こんなに早くその後が見られて、とても嬉しい!
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19件
2025年7月11日
ほん𝓶𝓸𝓷𝓮𝔂しんどい
ネタバレ
このレビューはネタバレを含みます▼ 先生が後書きで「読んでいてしんどいと思う話を〜」と仰っていましたが、し、しんどい…………。

柔らかなタッチですごく素敵な作風と三角関係に惹かれて購入しましたが、なんでしょう、この柔らかで暖かい作画が無防備になった心臓の柔いところにグサグサ刺さって心臓を雑巾絞りされているような苦しさを覚えました(褒め言葉)。
登場人物みんな良い子(人)しかいないだけに一方通行で回る想いが誰の視点から見ても幸せになってほしくてしんどかったです。ほんとに!みんな良い子!一花ちゃんも!諒も!!そして有島さんがいい男すぎたので、最終話のもし同級生だったら〜の回想まで切なくなっちゃって、おまけのイメチェン拗らせ有島さんで少し救われました(笑) ここまで想ってくれる人が近くにいることを結局本人に伝えることなく身を引く男…文哉に幸せになってほしい一心ですよね。これもまた愛でしかねえ。
モノローグとかセリフの言い回しとかも全てすごく良かったです。あと「行くな」って心の中で叫びながら諒のところに送り出しちゃってしゃがみ込む文哉と、寂しいって雪の中泣いてる海斗の1ページ使いが印象的でぐっときました。
海斗が帰省して、気持ちを自覚するまでの流れもめちゃくちゃ良かった…。「じゅうぶんすぎるぐらい愛だと思うな」と「海斗はまず自分を愛しな」の一花ちゃん、大好きなセリフです。幼馴染トリオ、それぞれがお互い得がたい存在すぎて。
後日談では数年後のみんなが見れて、変わらず交流が続いてること、文哉と海斗がふたりでいることに感涙の私です。みんな一生一緒にいてくれや…。

涙がぽろりとこぼれてしまうような、なんか本当にまるっと「愛」だな…とBLとかそういう垣根も忘れて刺さりました。素敵な話だった。
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10件
2025年6月27日
大好きな新作!5人の優しい群像恋愛劇
ネタバレ
このレビューはネタバレを含みます▼ 神本棚行き。
ずっと応援してる大大大好きな、すいか先生の新刊です。忙しい時には読めないな、大事に読みたいなと新刊予約したのに積読でした。ようやく読めた。。。
306ページでこのお値段は絶対お得。
テーマは地獄の片想い、だそうで、表紙は3人だけど実際は5人いる、カフェが舞台の全員一方通行の五角関係群像恋愛話(4男、1女)。こういうの大好物ですよ〜。
ただ、ひとり、とぼけたヤリチ◯はいるけど、なぜか全員爽やかなのは一方通行だからなのか、すいか先生マジックなのか。。Xの発言や作風から、すいか先生は、絶対に温かく優しくて思いやりのある方だと確信してるので、すいか先生が描けばキツい悲しいドロドロのお話にはならないのよ〜。ふんわりと温かくしてて、だけど恋はしんどいっていうお話よ、だってみんな一方通行なんだもの。
あー、すいか先生の作品もっと読まれてほしいなーーー。全てどこまでも丁寧な心情描写の名手でBL界の良心よ。いうならBL漫画を描く、少女漫画大御所の谷◯史子先生っぽい。谷◯先生購買層を全員こちらに引っ張ってこれないものだろうか。。。

追記)
電子限定番外編その後の初めてのいちゃいちゃが35ページ200ポイントで読める!!!ヤバい!!!!本編に収録されてないから、この番外編すぐ買って読んで!!!!
あーーー幸せになった。ありがとう作者さま!!!!!
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29件
2025年7月10日
愛についてのお話
ネタバレ
このレビューはネタバレを含みます▼ 幼馴染の海斗に長年片思いしている文哉。親の奔放な男女関係のせいで恋愛にいいイメージがなく恋を信じられない海斗。恋愛がちょっと苦手な一花。文哉のおじいちゃんが営んでいる喫茶店の常連、有島さん。海斗と一花の大学の先輩で剣道部の陽キャの諒くん。
みんな一方通行の片思いで、切なかった。とくに文哉は、色々考えて先回って気づいてしまうタイプなのか、おばあちゃんの介護の事とか、小さい兄弟のこと、家のことで一浪したとか、海斗に対してもなかなか片思いを拗らせてしまって、付き合うってなってからの疑心暗鬼、遠慮、「付き合ってもらってる」がすごくて、かなりしんどかったです。
対して、海斗は育ちのせいもあってか、男女関係に関しては、ゆるゆるで子どもで、文哉に対してもワガママで。最後は、そんな海斗が色々な愛の形に気づくお話で、海斗が主人公という先生の後書きも納得でした。

そして、個人的は有島さんに助演賞をあげたい!大人としての立ち振る舞い、文哉への距離の詰め方、海斗への牽制の仕方、引き際が完璧だった。

あと、一花がすごくいい子!BLに出てくる女の子がいい子だとすごく嬉しい。

群像劇で、それぞれキャラクターの視点で描かれていて、色々な考えや感情が見えてとても良かったです。
描き下ろしの「3年後」が、映画のエンドロールみたいで、すごく好きだな、と思いました。
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7件
2025年7月3日

最新のレビュー

思ったより、重くはなかった
大学生フミヤとカイトの話。桃子さん大好き。本作もヒリヒリするんだろうなーと思うと、読むのに気合がいったけど、えいや!っと読んでみました!思ったより重くなくて、むしろ爽やかだった!大学生幼なじみ同士、愛ってなんだろうって悩みつつ、一緒にいる幸せを感じつつ、色んな人と知り合って自分の気持ちと向き合って、今まで知らなかったことを経験して成長して。爽やか。もっと三角関係とかでドロドロしてるのかなと思ったら違ったから良かった!途中、宮沢賢治のやまなしが出てきて、好きな話なので嬉しかったです!
なぜ、フミヤはカイトを好きなのか、それがどうしてもよく分からなかったかなー。カイトがあまりにも遊び人でちょっと引いちゃってたからかも。
いいね
2件
2025年11月15日

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